澤村拓一の現在や年俸は？メジャーの評価やエンゼルスなど移籍先候補も

2011年にドラフト1位で巨人に入団し、NPBで10年間プレイした後の2020年にボストン・レッドソックスと2年契約を結び、念願のメジャーデビューを果たしたのが、この記事で取り上げる澤村拓一選手です。

順風満帆に見えた澤村拓一選手のメジャー生活ですが、2022年8月29日のレイズ戦で2番手としてマウンドに上がるも、4安打を浴びメジャー移籍後ワーストの3失点を喫します。同日、コーラ監督に呼ばれ、メジャー40人枠から外れると伝えられました。

事実上の戦力外通告です。その後ウェーバーにかけられますが獲得球団が現れず、澤村拓一選手は3Aに降格させられ自由契約となりました。

澤村拓一選手の新しい移籍先球団がみつかったのか、メジャーで澤村拓一選手はどんな評価をされているのか、また現在の年俸などをこの記事で紹介します。

澤村拓一選手のプロフィールを紹介します。
 

澤村拓一選手はボストン・レッドソックスとは2年契約を結んでおり、基本年俸は1,200万ドル（1億5,600万円）です。

メジャーリーグには出来高払いがあり、35、40、45、50登板をクリアするごとに10万ドルが支払われます。

澤村拓一選手は2022シーズン、49回登板しているので、30万ドルの出来高が支払われるので、現在の年俸は1,500万ドル（1億9,500万円）です。

澤村拓一選手は2011年に巨人に入団してから日米通算12年の現役生活を送っていますが、年俸がどのように推移しているかをNPB時代とMLBに分けて紹介します。

最初に紹介するのは、NPB時代の年俸の推移です。
 

続いてMLBでの年俸の推移を紹介します。
 

この記事で紹介したように、澤村拓一選手は2022年のシーズン終了を待たずに、事実上の戦力外通告を受け自由契約選手になりました。澤村拓一選手が自由契約選手になったのは、投手としての澤村拓一選手の評価が低いからでしょうか。

投手としての澤村拓一選手は、メジャーではどのように評価されているのか、メジャー記者のコメントに注目しましょう。

レッドソックス専門メディア「ビヨンド・ザ・モンスター」のクリス・エンリケ記者によると、澤村拓一選手は悪い投手ではないとのことです。

ただ安定感に欠け、昨シーズンとは違い奪三振の数が減少し、さらには防御率も悪いとも話しました。

レッドソックスが澤村拓一選手をメジャー出場の前提となる40人枠から外したことは「正しい動きだった」と述べています。

クリス・エンリケ記者によると、今季のボストン・レッドソックスはブルペン陣が崩壊し、チーム防御率が非常に悪く、澤村拓一選手を40人枠から外すことによって、ブルペン全体の成績が悪かったことのスケープゴートにされたのでは、と自身の見解を述べました。

ちなみに「スケープゴート」とは、罪や責任をかぶせることをいいます。

自由契約選手になった澤村拓一選手は、どの球団とも契約交渉の椅子に座ることができますが、澤村拓一選手の有力移籍先として3つの球団の名前が挙がっています。

まずニューヨークメッツが澤村拓一選手を獲得候補のひとりにリストアップしています。「澤村は優れたスプリットを持ち、左打者は彼との対決を制するのが困難な選手だ」と述べ、澤村拓一選手を高く評価しています。

具体的な動きはないものの、澤村拓一選手はドジャースならフィットするのでは、と野球専門メディア「ファンサイデッド」は述べています。また先ほどのクリス・エンリケ記者も「ドジャースは、ぴったりだと思う」とこの意見に賛同していました。