松井秀喜の成績や年俸推移は?生涯年俸や現在の年収も調査!
松井秀喜さんは、日米通算20年の現役生活でタイトルを獲得し、現役当時は「ゴジラ」の愛称で親しまれていました。現役時代は年俸が高額なことでも有名でしたが、一体どのくらいだったのでしょうか。この記事では松井秀喜さんの生涯年俸や現在の年収について紹介します。
目次
松井秀喜ってどんな人?
「もし本当に正しいバッティング技術を身に着け、その素質を最大限に生かしきったら、三冠王に3、4回は輝いていた。素質は王や長嶋の比ではなかった。まさに100年に1人の逸材だ。」
NPB唯一の通算3000安打達成者でプロ野球界ご意見番の張本勲さんは、松井秀喜さんについてこのように述べています。
松井秀喜さんは長嶋巨人名誉監督の1,000日計画によって巨人の4番に成長し、メジャーリーグでも大活躍しました。
松井秀喜さんは高校時代から桁外れのパワーと野球センスで甲子園を沸かせ、巨人にドラフト1位で入団すると数々のタイトルを獲得しています。
メジャーでも「日本人野手はメジャーでは通用しない」というジンクスを打ち破り、アメリカ人を納得させる確かな成績を残しました。
プロフィール
松井秀喜さんのプロフィールを紹介します。
本名 | 松井秀喜 |
愛称 | ゴジラ |
生年月日 | 1974年6月12日 |
現在年齢 | 48歳 |
出身地 | 石川県能美郡根上町 |
血液型 | O型 |
身長 | 188cm |
体重 | 104kg |
所属球団 | 東京読売ジャイアンツ(1993年~2002年) ニューヨーク・ヤンキース(2003年~2009年) ロサンゼルス・エンゼルス(2010年) オークランド・アスレチックス(2011年) タンパベイ・レイズ(2012年) |
主な成績 | 日米通算2504試合、9014打数、2643安打、507本塁打、1649打点、打率.293 NPB 本塁打王(3回) 打点王(3回) 首位打者(1回) 最高出塁率(3回) 最優秀選手(3回) ベストナイン(8回) ゴールデングラブ賞(3回) 月間MVP(7回) 野球殿堂競技者表彰 正力松太郎賞(1回) 月間サヨナラ賞(2回) オールスターゲームMVP(3回) 日本シリーズMVP(1回) MLB ワールドシリーズMVP(1回) 月間MVP(1回) 週間MVP(4回) 月間新人MVP(1回) イースタンリーグ首位打者(1回) クラッチパフォーマー賞(1回) Baseball Digestルーキーオールスターチーム |
松井秀喜の成績と年俸推移は?
いい成績を残せば年俸がアップするのがプロ野球の世界です。けがに苦しめられた時期はあったものの、松井秀喜さんは日米通算20年に渡る現役生活を通してハイパフォーマンスを維持し続けました。
松井秀喜さんは日米で5球団と契約しプレイしました。それぞれのチームで年俸がどのように推移していったかをチェックしましょう。
巨人時代
まず巨人時代の年俸の推移をみてみましょう。
年度 | 年俸(推定) |
1993年 | 720万円 |
1994年 | 1900万円 |
1995年 | 6200万円 |
1996年 | 8000万円 |
1997年 | 1億6000万円 |
1998年 | 2億2000万円 |
1999年 | 2億8000万円 |
2000年 | 3億5000万円 |
2001年 | 5億円 |
2002年 | 6億1000万円 |
ニューヨーク・ヤンキース時代
続いてニューヨーク・ヤンキース時代の年俸の推移を見てみましょう。
年度 | 年俸(推定) |
2003年 | 7億円 |
2004年 | 7億円 |
2005年 | 7億円 |
2006年 | 13億円 |
2007年 | 13億円 |
2008年 | 13億円 |
2009年 | 13億円 |
ロサンゼルス・エンゼルス時代
次にロサンゼルス・エンゼルス時代の年俸を紹介します。
年度 | 年俸(推定) |
2010年 | 6億円 |
オークランド・アスレチックス時代
続いてオークランド・アスレチックス時代の年俸を見てみましょう。
年度 | 年俸(推定) |
2011年 | 4億2500万円 |
タンパベイ・レイズ時代
松井で秀喜さんにとって最後の所属チームとなるタンパベイ・レイズ時代の年俸です。
年度 | 年俸(推定) |
2012年 | 9000万円 |
松井秀喜の生涯年俸はどのくらい?
松井秀喜さんが10年所属した巨人での年俸の推移と、メジャー4チームでの年俸の推移を見てきましたが、松井秀喜さんの生涯年俸は日米合わせて107億320万円になります。
年俸の推移は常に右肩上がりというわけではありません。年俸が上がる年もあれば、下がる年もあるからです。
松井秀喜さんが到達した、日本での最高年俸とメジャーでの最高年俸がどれほどなのかを見てみましょう。
日本での最高年収は?
松井秀喜さんが10年間在籍した巨人で勝ち取った最高年俸は、最終年である2002年の6億1000万円です。
ちなみに、松井秀喜さんの最高年俸である6億1000万円を超える年俸を得ているNPBの現役選手は2人だけで、楽天の田中将大選手(9億円)とソフトバンクの柳田悠岐選手(6億2000万円)がいます。
メジャーでの最高年収は?
10年間過ごしたメジャーリーグの5球団で得た年俸で最も高かったのは、ニューヨーク・ヤンキースと2006年から2009年まで交わした4年総額5200万ドルです。
単年計算すると年俸は1300万ドルになり、日本円に換算すると13億円(1ドル100円での計算)になります。
2022年12月15日時点での為替レートは1ドル138円なので、現在のレートに換算すると松井秀喜さんのメジャー最高年俸は17億9400万円になります。
現在の年収は?
松井秀喜さんは、2012年12月27日にニューヨーク市内のホテルで緊急記者会見を開き、2012年シーズン限りで現役を引退することを表明しました。そして引退を発表してから3年後の2015年に、ヤンキースGM付き特別アドバイザーに就任しています。
契約は1年でしたが延長されて現在も同じ立場で活躍しており、ヤンキースGM付き特別アドバイザーの年俸は、情報によると5000万円ほどです。
2022年度のプロ野球選手の平均年俸は4312万円なので、松井秀喜さんは引退した現在も、現役のプロ野球選手並みの年俸があることが分かります。
ヤンキースのGM付き特別アドバイザーとは?
ヤンキースのGM特別アドバイザーに就任した松井秀喜氏。「ずっと声をかけて頂いていた。このような機会に感謝したい。若手に対する指導という形で、少しでも組織の力になっていきたい」 pic.twitter.com/gHFMk5e8SN
— MLB Japan (@MLBJapan) March 11, 2015
松井秀喜さんが現在行っているヤンキースのGM特別アドバイザーとは、マイナーリーグの巡回や、マイナー選手の指導、マイナー選手のリサーチなどを行う業務のことです。
松井秀喜さんはGM付き特別アドバイザーなので、球団の決定権を持つGMに業務内容を報告する責任があります。
松井秀喜のすごい記録とは?
松井秀喜さんの最高年俸や生涯年俸が高額なのは、収入に見合った成績を残しているからです。松井秀喜さんには、まだ誰にも破られていいない偉大な成績(記録)が2つあります。どんな成績なんか見てみましょう。
日本人のメジャー通算ホームラン記録保持者
松井秀喜さんの打ち立てた金字塔の1つ目は、日本人のメジャー通算ホームラン記録です。松井秀喜さんがメジャーで過ごした10シーズンで打った通算ホームラン数は175本です。
2位のイチローさんは17シーズンをメジャーで過ごし、打った通算ホームラン数は117本なので、175本という数字がいかにすごいかが分かります。
松井秀喜さんはこれまで、日本人ホームランのシーズン記録(31本)も保持していましたが、2021年に大谷翔平選手が46本のホームランを同シーズンに打ったため記録は破られてしまいました。
アジア人初のワールドシリーズMVPを受賞者
松井秀喜さんが残した偉大な成績はもう1つあります。ニューヨーク・ヤンキースと交わした4年総額5200万ドルの年俸契約の最終年となる2008年に、9年ぶりとなるチームのワールドシリーズ優勝に貢献し、13打数8安打3本塁打8打点、打率.615という成績を残しました。
そしてアジア人初のワールドシリーズMVPを受賞します。松井秀喜さんはNPBの日本シリーズでもMVPを受賞しているので、日本シリーズMVPとワールドシリーズMVPを共に受賞した初の選手となりました。
松井秀喜の年収は現在もすごい!
20年間に及ぶ松井秀喜さんの現役生活で獲得した生涯年俸は107億320万円です。年俸の推移は松井秀喜さんの活躍と成績に見合ったものでした。
現在はヤンキースGM付き特別アドバイザーをしていて年俸は5000万円、松井秀喜さんは引退後もすごい年俸を得ていることがわかります。