元プロ野球選手のイチローさんといえば、毎日朝カレーを食べることで有名です。では、どのような理由で毎日カレーを食べ続けているのでしょうか。この記事では、イチローさんが毎日朝カレーを続ける理由や真偽について解説していきます。
元プロ野球選手のイチローさんは、現役時代は日本のプロ野球で最優秀選手を三年連続で受賞、ゴールデングラブ賞は7年連続で受賞という輝かしい成績をおさめました。
メジャーへ移籍後も数々の賞を総なめにし、現在はMLBのシアトル・マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めています。
イチローさんといえば現役時代は毎朝カレーを食べていたことでも有名ですが、どのような理由があったのでしょうか。ここでは、イチローさんが今でも毎日カレーを食べているのかについてみていきましょう。
イチローさんといえば毎朝カレーを食べていることで有名ですが、現在はどうなのでしょうか。
2022年に開催された「イチロー選抜KOBE CHIBEN」と「高校野球女子選抜」のエキシビションマッチにおいて、試合終了後にイチローさんは女子選手に対して講義を行っています。
その講義終了後、ある女子選手から「今でも毎日カレーを食べているのか」と質問され、イチローさんはこう答えたそうです。
「ホームゲームで家にいた時だけだから。1シーズン162試合のうち半分だからMAX81回になるけどそこまでは食べていない。ビジターの時はハンバーガーとか食べていたよ」
このことから、一般的にカレーを食べる頻度と比べ、イチローさんの現役時代はカレーを食べていた日が異常に多かったと考えられます。
イチローさんが朝カレーを習慣にしていたのは、どのようなことが理由だったのでしょうか。
それは、イチローさんは試合に至るまでの「準備」をイチローさんが大事にしていたためです。イチローさんは、試合でバッターボックスに立った際、毎回同じようにバットを構え、試合後は必ず自分でグローブを磨くようにしていました。
これは朝カレーと同じように習慣にしていたことの1つです。イチローさんは「同じものを毎日食べ続けているとわずかな違いに気付くようになる。うまくなるためには小さい違いに気付ける感覚がすごく大事」と語っています。
イチローさんにとって、同じ行動を取ることは最大限自分の力を発揮するためのセットアップだったようです。
イチローさんのように朝カレーを習慣にすることでメリットはあるのでしょうか。ここでは、イチローさんの朝カレーのように毎日同じものを食べるメリットについて解説していきます。
イチローさんは「試合のために行う練習は準備であり、準備は言い訳を排除するものである」と語っています。
これは例えば、朝カレーのように毎日同じものを食べることで「今日はこれを食べたから調子がでない」という言い訳がなくなるということです。
人間は何か結果を出せなかったときに必ず言い訳を考えてしまいます。たとえば「昨日よく眠れなかったからできなかった」や「これを食べなかったからだ」など、いろいろあるでしょう。
しかし、睡眠時間や食事は管理をきちんとすれば調整できます。にもかかわらず、不調の言い訳にしてしまうのは、あまり根拠がないことも多いです。
ですが、不調の原因が食事のせいだという言い訳を排除することで、本当の原因をみつけやすくなるので、これは毎日同じものを食べることのメリットなのかもしれません。
また、イチローさんといえば多くのルーティンを持っていることでも有名です。やるべきことをルーティン化すれば、そこに対して無意識になり余計なことを考えることがなくなるため、一つの物事・やらなければならないことに集中できるということなのでしょう。