イチロー選手の凄さは成績や記録だけじゃない!日米通算安打や打率も紹介

イチロー選手は、日本のプロ野球界だけでなくアメリカのメジャーリーグでも活躍し、数々の偉大な成績を残しました。イチロー選手の凄さは成績を見れば一目瞭然です。この記事では、27年間の現役生活で、イチロー選手が残した成績の凄さをこの記事で詳しく紹介します。

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目次

  1. 1イチロー選手ってどんな人?
  2. イチローのプロフィール
  3. 2イチロー選手の凄さは?どれくらい凄いの?
  4. 日本人初のメジャーリーガー
  5. 7年連続首位打者に続きアメリカンリーグでも首位打者に
  6. 10年連続200本安打を達成しMLB記録史に残る
  7. オールスターゲームの選手として選出
  8. 3イチロー選手の日米通算安打は?
  9. イチロー選手の日米通算安打
  10. 世界記録でギネス認定も
  11. 4イチロー選手の日米通算打率は?
  12. イチロー選手の日米通算打率
  13. 5イチロー選手は野球史に名を残すほどの成績を収めていた!

イチロー選手ってどんな人?

「日本のプロ野球はアメリカの3Aのレベル」「日本の野手はメジャーリーグでは通用しない」「日本のプロ野球チームと契約するのは選手としてのピークを過ぎた人だけ」など、長い間メジャーリーグ関係者や地元アメリカ人は、日本のプロ野球を低く評価していました。

根底にあるのは、野球の母国アメリカで広く受け入れられている投手と野手に関する固定概念で、三振を取れるのが投手ホームランが打てるのが野手という考え方です。

投手に関しては野茂英雄さんの活躍のおかげで、アメリカ人の日本人選手に対する考え方は一変しました。

しかし野手に関しては、メジャーリーガーと肩を並べられるほどのパワーヒッターが日本にはこれまでいなかったため、「日本人のピッチャーはメジャーリーグで通用するが日本人野手は無理」といわれ続けてきました。

そのようななか、日本人野手への偏見を完全に打ち壊し、野球に対する見方や考え方を根底から変えた日本人メジャーリーガーがイチロー選手です

イチローのプロフィール

イチロー選手はホームランバッターではなく中距離打者です。シーズンを通してのホームラン数は、ほかの強打者に比べるとはるかに少なく太刀打ちはできません。しかし、イチロー選手の俊足と強肩を活かしたプレーにアメリカ人は魅了されました。

ホームランバッターでなくてもチームに貢献でき、スタジアムの観衆を魅了できることを証明したことが、イチロー選手の最大の功績といえるでしょう。野球の母国アメリカの人々に、野球の楽しみ方を教えたイチロー選手のプロフィールを紹介します。
 

本名 鈴木一郎
愛称 イチロー
生年月日 1973年10月22日
現在年齢 49歳
出身地 愛知県西春日井郡豊山町
血液型 B型
身長 180cm
体重 79kg
所属球団 神戸オリックス・バファローズ(1992年~2000年)
シアトル・マリナーズ(2000年~2012年)
ニューヨーク・ヤンキース(2012年~2014年)
マイアミ・マーリンズ(2015年~2018年)
シアトル・マリナーズ(2019年)
主な成績 日米通算3604試合、13553打数4367安打、打率.322、本塁打235、打点1309

NPB
最優秀選手(3回)
ベストナイン(7回)
ゴールデングラブ賞(7回)
コミッショナー特別表彰
パリーグ特別表彰(6回)
セリーグ特別表彰(1回)
正力松太郎賞(3回)
IBMプレイヤー・オブ・ザ・イヤー賞(4回)

MLB
シーズンMVP(1回)
新人王
シルバースラッガー賞(3回)
ゴールデングラブ賞(10回)
コミッショナー特別表彰

イチロー選手の凄さは?どれくらい凄いの?

イチロー選手のプロフィールでも凄さが分かりますが、イチロー選手がプロ野球選手としてこれまで歩んだ足跡を振り返れば、さらに分かることがあります

それは、イチロー選手がいたからこそ、日本のプロ野球の評価が上がり日本人のプロ野球選手がメジャーリーグに挑戦しやすくなったことです。イチロー選手の凄さを示す、日米で残した数々の輝かしい記録について紹介します。

日本人初のメジャーリーガー

イチロー選手が海を渡りメジャーリーグに挑戦する前にも、野茂英雄さんがメジャーリーグで活躍していました。

イチロー選手は日本人初のメジャーリーガーではありませんが、野手として初めてメジャーリーグで活躍した選手です。

7年連続首位打者に続きアメリカンリーグでも首位打者に

イチロー選手は、旧オリックス・ブルーウェーブに在籍していた1994年に、21歳の若さで日本プロ野球史上初となるシーズン200本安打の偉業を達成しました。

そしてその年を皮切りに、メジャーリーグに活躍の場を移す2000年まで、7年連続首位打者のタイトルを獲得します現在に至るまで、7年連続首位打者の記録は破られておらず、最多記録は更新されていません

2001年からはシアトル・マリナーズでプレーしますが、メジャー移籍初年度にアメリカンリーグの首位打者を獲得しました。

ちなみにこのときの成績は、打率が.350で安打数が242でした。3年後の2004年にもアメリカンリーグの首位打者を獲得、日米合わせて9度首位打者のタイトルを獲得しており、イチロー選手の凄さがよく分かります。

イチロー選手は現役時代、サンディエゴ・パドレスの英雄で、首位打者のタイトルを8度獲得したトニー・グィンさんと比較されることがよくありました

10年連続200本安打を達成しMLB記録史に残る

イチロー選手のメジャーリーグでの活躍は止まることを知りません。イチロー選手はシアトル・マリナーズに12年間在籍しましたが、入団初年度から2010年まで10年連続で200本安打を達成しました。

この最多記録はメジャーリーグ記録として認定されています。

オールスターゲームの選手として選出

日本人のプロ野球選手で、メジャーリーグのオールスターゲームに出場した最初の選手は野茂英雄さんです。

イチロー選手は2人目になりますが、新人として史上初めてとなる両リーグを通じてのファン投票最多当選で出場したという面で初めての日本人です

さらにイチロー選手はメジャーデビューの2001年から10年連続でオールスターゲームに出場しており、2007年のオールスターゲームでは第1、2打席でヒット、第3打席でランニングホームランを記録し、この年のオールスターMVPに輝きました

イチロー選手の日米通算安打は?

イチロー選手はライナー性の強い打球によるクリーンヒットや二塁打だけでなく、俊足を活かした内野安打など、「日本の安打製造器」の名にふさわしく安打を量産することで知られています

では、日米通算でどれほどの安打数を記録しているのでしょうか。次は、1992年にプロ野球選手としての人生をスタートさせてから、2019年にユニフォームを脱ぐまでの27年間の間に、日米でどれほどの安打を記録したのかを紹介します。

イチロー選手の日米通算安打

27年間安打を打ち続けて到達した通算安打数は4367です。野球がアメリカで誕生してから今に至るまで、イチロー選手が残した通算4367安打という記録は破られていません。

メジャーリーグには通算4256安打を残した大打者ピート・ローズさんがいますが、イチロー選手はピート・ローズさんの大記録を超えたことで全米中の話題になりました。

しかし、イチロー選手の通算安打数のうち1300本近くは日本のリーグで生まれたもので、純粋にメジャーリーグだけで達成したものではないため、今でもイチロー選手の最多安打数を認めない人もアメリカにはいます

世界記録でギネス認定も

母国の偉大なヒーローの記録が外国人に破られることを快く思わない人がいるのは、アメリカも日本も同様です。

しかし、通算4256安打はメジャーリーグ史上最多であることは間違いのないことで、そのことは歴代最多安打数のギネス記録に認定されたことで証明されています

ちなみに日本人野球選手でギネス世界記録が授与された人は女性を含めて10人です。

イチロー選手の日米通算打率は?

首位打者のタイトルを日米通算9回も獲得しているイチロー選手なので、27年間の現役生活でどれほどの打率を残したのかも気になるところです。では、日本とアメリカでイチロー選手が残した打率の成績をみていきましょう。

イチロー選手の日米通算打率

イチロー選手の日米通算打率は.322です。日本のオリックス・ブルーウェーブに在籍した9年間でイチロー選手が残した通算打率は.353、2001年にシアトル・マリナーズに入団してから引退する2019年までの18年間で残した通算打率は.311でした。

日本でイチロー選手に次ぐ通算3085安打を記録した張本勲さんは現役生活を22年続けましたが、通算打率は.319です

イチロー選手に抜かれるまで最多安打数の記録保持者であったアメリカのピート・ローズさんは、現役生活を24年間続けましたが、通算打率は.303でした。イチロー選手の現役生活は27年間で通算打率が.322なので、凄さがよく分かります。

イチロー選手は野球史に名を残すほどの成績を収めていた!

イチローさんが日本とアメリカで残した成績の凄さは数字を見れば明らかです。日米通算4256安打はメジャーの最多安打記録でギネスにも登録されています。

イチローさんは数々の偉大な成績を日米両国で残しました。今後は
日本人選手が記録を破る日を楽しみにしましょう。

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この記事のライター
Fijijapan
アルゼンチンの大自然で育んだ創造性を発揮して魅力的な記事の執筆をいたします