イチローの身長は何センチ？体重や体脂肪率についても調査！

イチローさんは、メジャーリーグで日本人野手は通用しないという定説を覆し、日米通算4,367安打を達成した脅威の「安打製造器」です。

パリーグの常連下位チームに甘んじていたオリックスブルーウェーブの2軍選手であったイチローさんが、メジャーリーグで大活躍する姿はまさに「アメリカンドリーム」を彷彿とさせました。

日米で活躍したイチローさんの選手紹介は日本語と英語でされていますが、日本とアメリカでは長さや重さの単位が違うこともあり、イチローさんの身長や体重に関してファンの間で混乱もあるようです。

この記事ではイチローさんの本当の身長や体重、脅威の体脂肪について紹介しますが、その前にイチローさんのプロフィールをみていきましょう。
 

イチローさんが日米で活躍できたのは、強靱な肉体とたゆまぬ努力があったことはいうまでもありません。

ただイチローさんのプロフィールで表示される身長や体重に関して、ファンの間で大きな議論が持ち上がっています。イチローさんの身長が日本とアメリカでどのように記載されているかをみていきましょう。

多言語インターネット百科事典「ウィキペディア」によれば、イチローさんの身長は、「5' 11" ＝約180.3cm」です。

イチローさんは日米通算4367安打を達成しているので、日本プロ野球名球会に入会していますが、日本プロ野球名球会公式サイトにあるイチローさんの身長は180cmとなっています。

しかし、イチローさんを球場で見たファンのなかには、イチローさんの身長は180cmではなく177cmぐらいではという意見もあるようです。

イチローさんが12年間在籍したシアトル・マリナーズの公式サイトやMLB公式サイトでは、イチローさんの身長は5フィート9インチと記載されていました。

1フィートは12インチなので5フィート9インチは69インチ、1インチは2.54cmです。計算するとイチローさんの身長5フィート9インチは175.26cmとなり、アメリカの公式サイトの情報が正しければ、イチローさんの身長は180cmには届いていないことになります。

しかし、イチローさんの身長をセンチメートルからインチに変換すると70.8661インチになり、これをセンチメートルに変換すると179.999cmです。

つまり、どのように計算するかによって数値が変わってくるため、イチローさんの正確な身長は算出できません。

イチローさんの身長の記載が日本とアメリカで異なる主な理由は、アメリカではフィート、インチを採用しているのに対し、日本ではメートル、センチメートルを採用していることです。

イチローさんの正確な身長を確かめるには、他の選手と並んだ時のイチローさんの身長をチェックする必要があります。これから4人の選手をピックアップして、イチローさんの身長を検証してみましょう。

最初に比較するのは、現在ロサンゼルス・エンゼルスで活躍している大谷翔平選手です。イチローさんはシアトル・マリナーズのインストラクターとして働いているので、大谷翔平選手とアメリカで会っています。

大谷選手の身長は193cmですが、イチローさんと並ぶと明らかに大谷選手が高いことが分かります。

次に比較するのは、巨人とニューヨーク・ヤンキースで活躍した松井秀喜さんです。松井さんとイチローさんは大リーグ時代、共に現役プロ野球選手として活躍していました。松井さんの身長は188cmです。

イチローさんの身長が180cmの場合は8cmの差となりますが、二人が並ぶと松井さんがわずかに高いことが分かります。

3人目はイチロー選手を「師匠」と慕い、イチローさんを目指してシアトル・マリナーズに移籍して活躍した川崎宗則選手です。

川崎選手の身長は180cmですが、イチローさんと川崎選手が並んで立つと、二人の身長差はほぼないように見えます。

4人目は元プロバスケットプレイヤーで、シカゴ・ブルズの全盛期を築いた「神様」と呼ばれるマイケルジョーダンさんです。

イチローさんはオリックスに在籍していた1995年に、マイケルジョーダンさんが所属するシカゴ・ブルズの練習を訪問したことがありました。

マイケルジョーダンさんの身長は198cmあるので、イチローさんの身長が180cmなら身長差は18cmとなります。

シカゴ・ブルズの練習を訪問した際のイチローさんとマイケルジョーダンさんのツーショット写真が残されていますが、身長差は歴然です。

ファンの間で混乱しているのはイチローさんの身長だけではありません。WEBサイトで公表されているイチローさんの身長と体重は通常の人間ではありえないと考えている人が多いようです。

では、日米でイチローさんの体重に関してどんな違いがあるのかを紹介します。

多言語インターネット百科事典「ウィキペディア」によれば、イチローさんの体重は「175lb ＝約79.4kg」です。

「175lb」とは175ポンドのことで、1ポンドは厳密に0.45359237kgと規定されているため、175ポンドは79.23kgになります。

身長180cmの人の平均体重（BMI22）は71.3kg（1.8×1.8×22）です。標準体重が59.9kgの人は痩せすぎで、標準体重が81.0kgの人は太りすぎと判定されます。

イチローさんの体重は79.23kgなので太りすぎと判定されますが、外見は決して太っては見えません。イチローさんの体重の秘密は体脂肪にあります。

体脂肪とは、体重に占める体脂肪の割合のことをいいます。体脂肪率が低い人は、脂肪が少なく筋肉質な体です。

身長と体重が同じであっても、体の引き締まり具合は人によって全く異なる場合があります。理由は筋肉は脂肪よりも密度が高く体積が小さいためです。

イチローさんの体脂肪率は約6％といわれています。つまりイチローさんの体には脂肪がほとんどないということです。

体脂肪率は体重に反映されます。身長が高く脂肪がほとんどなくても、筋肉質であれば密度が大きくなるので体重も重くなるということです。

イチローさんが太っていないのに、体重が79kgある理由は体脂肪の少なさにあります。

イチローさんは現役時代に怪我が非常に少なかった選手として有名です。怪我が少なかったのは、イチローさんが毎日トレーニングによって怪我をしない体作りをしていたためだといわれています。

イチローさんがジムや自宅で特に力を入れていたのは「初動負荷トレーニング」で、初動に負荷を意図的にかけるとその後自然に力が発揮されるという人間の体を応用した理論に基づくトレーニング方法です。

イチローさんはこのトレーニングを毎日行い、怪我をしない柔軟な体を身に付けることができました。さらにストレッチを頻繁に行い、関節の動きをスムーズにすることによって強靱な肩やバネを維持していました。

イチローさんの体重には、イチローさんの努力が凝縮されていることが分かります。

イチローさんの実際の身長に関して混乱が見られるのは、センチメートルとフィートという日米の単位の違いが関係しています。身長のわりに体重があるのは、イチローさんの体脂肪率が低いためです。

イチローさんの身長には諸説ありますが、正確な数値は本人しか分からないでしょう。