現在東京読売ジャイアンツの投手として活躍する井納翔一選手は、球場の外で話題になっています。ネットで嫁がブスだと酷評され訴訟を起こしたからです。写真週刊誌「FRIDAY」が取り上げて大きな話題になった、井納翔一選手と嫁の訴訟問題や家族について紹介します。
ネットでは匿名で容赦のない誹謗中傷の攻撃をするケースが増え、被害者は言葉にできない苦しみを経験しています。プロ野球選手は特に攻撃の矛先になることが多く、この記事で取り上げる井納翔一投手は誹謗中傷の被害に遭った選手の一人です。
井納翔一投手が被害を受けたために起こした訴訟は、匿名であればどんな誹謗中傷を行っても素性がバレることはないので問題ない、と考えている卑劣な人間を抑制する上で重要な意味を持つものになりました。
井納翔一投手が起こした訴訟が、なぜネットで氾濫する匿名での誹謗中傷行為を抑制するものになると言われているかを理解するには、井納翔一投手が訴訟を起こした経緯を把握する必要があります。
発端となったのは、匿名掲示板「野球界の噂」に投稿されたコメントでした。匿名の投稿者によって寄せられたコメントには「このブスが嫁ならキャバクラ行くわ」と書かれ、井納翔一投手の嫁を酷評する内容でした。
弁護士を通して発表した井納翔一投手と妻によるコメントによれば、ネット上での誹謗中傷が発覚したのは約3年前のことで、誹謗中傷されたのは今回が初めてではなく、これまで繰り返し行われていました。
さらに誹謗中傷の対象が井納翔一選手や妻だけでなく、当時まだ1歳にも満たない子供にまで向けられていたため、訴訟に踏み切ったとのことです。
匿名で投稿された相手を誹謗中傷する内容のコメントは、犯罪性が高いものの相手が誰かを特定することが難しいと言われています。
しかし今回、投稿者の特定ができた背景には、匿名掲示板「野球界の噂」の管理者とインターネットプロバイダが捜査に協力的だったことが挙げられます。
井納翔一投手と妻が相談していた弁護士は、匿名掲示板「野球界の噂」の管理者に、井納翔一投手の妻をブスだと酷評した投稿者のIPアドレスの提供を求めました。
入手したIPアドレスを使用しているプロバイダに法的な個人情報の開示を求めたところ、プロバイダがそれに応じたため投稿者の特定ができました。
投稿者は軽い気持ちで投稿したことを認めたものの、弁護士費用や情報開示請求額を含め慰謝料100万円の支払いが求められました。
ネット社会で蔓延する匿名で他人を誹謗中傷し酷評する傾向が、井納翔一投手と妻が起こした訴訟で激減することが期待されていますが、この訴訟問題の渦中にいる井納翔一投手について簡単に振り返ります。
井納翔一投手は、高校・大学卒業後にNTT東日本に入社し社会人野球で活躍されたあと、2012年10月25日に行われたNPBドラフト会議で、横浜DeNAベイスターズから3巡目で指名を受け入団します。
井納翔一投手のプロフィールを紹介します。
本名 | 井納翔一 |
愛称 | 宇宙人 |
生年月日 | 1986年5月1日 |
現在年齢 | 36歳 |
出身地 | 東京都江東区 |
血液型 | A型 |
身長 | 188cm |
体重 | 94kg |
所属球団 | 横浜DeNAベイスターズ(2013年~2020年) 東京読売ジャイアンツ(2020年~) |
主な成績 | 通算 176試合、50勝61敗、防御率4.00、勝率.450、奪三振638 月間MVP(1回) |
井納翔一投手は苦労人として知られています。高校時代も大学時代も硬式野球をしていましたが、スカウトの目に留まることはありませんでした。大学卒業後にNTT東日本へ入社し、社会人野球に進んだものの、成績は芳しいものではありませんでした。
転機が訪れたのは入社4年目で、スプリットの習得と投球フォームの修正が功を奏し、NTT東日本のエース投手となります。その後横浜DeNAベイスターズに入団し、2020年にはFAで東京読売ジャイアンツに移籍しました。
井納翔一投手が起こした訴訟の中心にいたのは、「ブスな嫁」として酷評された井納翔一投手の嫁ですが、実際に酷評されるほど容姿が悪いのか、気になる井納翔一投手の嫁と馴れ初めについて紹介します。
井納翔一投手の嫁は川崎氏在住の一般人で、井納翔一投手よりも3歳年下です。嫁の写真がネットで出ていますが、ブスどころか美人であるという意見がネットでよく聞かれます。
嫁を誹謗中傷した投稿者の多くは女性であることから、投稿の動機になっているのは嫁へのひがみや妬みである可能性が大きいと言えます。
井納翔一投手と嫁の馴れ初めは知人の紹介のようで、2014年12月から真剣交際をスタートさせます。嫁を見た井納翔一投手が一目惚れし、運命の女性だと感じたために交際が始まったと言われています。
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