商魂込めての歌詞フルと意味!闘魂こめての替え歌でロッテのパクリ?

巨人の試合では応援歌の「闘魂こめて」が始まると、対戦相手の応援席から必ず替え歌の「商魂込めて」が聞こえてきます。「商魂込めて」の歌詞と意味とはどのようなもので、ロッテのパクリとはどういう意味なのでしょうか。この記事で検証します。

商魂込めての歌詞フルと意味!闘魂こめての替え歌でロッテのパクリ?のイメージ

目次

  1. 1「商魂込めて」は「闘魂こめて」の替え歌
  2. 「闘魂こめて」は球団創設30周年記念で作られた巨人の応援歌
  3. 「商魂込めて」の意味と歌詞フルバージョン
  4. 2「商魂込めて」はいつから歌われ始めた?
  5. 原因は巨人ファンによるロッテのパクリ?
  6. 阪神ファンが歌い始めた?
  7. 3「商魂込めて」は巨人以外の11球団で歌われている
  8. 阪神ファンは挨拶代わりに?
  9. 中日ファンはガチで巨人に対抗して
  10. 日本シリーズでも
  11. 4「商魂込めて」は歌詞がひどい!禁止されないの?
  12. 5「商魂込めて」はアンチ巨人の応援歌!

「商魂込めて」は「闘魂こめて」の替え歌

プロ野球の巨人戦が東京ドームで開催されるときは5回が終了した時に巨人の応援歌である「闘魂こめて」が演奏され、巨人の応援席からは大きな声で観客が歌う「闘魂こめて」が聞こえてきます。

同時に、対戦相手の応援席からは「闘魂こめて」の替え歌である「商魂込めて」が聞こえてきますが、これはどうしてなのでしょうか。この記事では、「闘魂こめて」の替え歌である「商魂込めて」について詳しくみていきましょう。

「闘魂こめて」は球団創設30周年記念で作られた巨人の応援歌

まず、元の歌である「闘魂こめて」について解説します。「闘魂こめて」の正式名称は「巨人軍の歌-闘魂こめて-」です。1963年に巨人の球団創設30周年を記念して、巨人の3代目応援歌として作られました

現在、12球団のそれぞれで歌われている応援歌としては、阪神の「六甲おろし」に次いで2番めに古い応援歌として、巨人ファンに歌い継がれています。

ちなみに「六甲おろし」は1936年に元の歌が作られて、1961年の阪神タイガースへの名称変更により現在の歌詞になりました。

「商魂込めて」の意味と歌詞フルバージョン

巨人の伝統的な応援歌である「闘魂こめて」の替え歌である「商魂込めて」の歌詞をみていきましょう。カッコ内はもとの「闘魂こめて」の歌詞です。

商魂込めて(闘魂込めて)

大金で(大空へ)
球は飛ぶ飛ぶ(球は飛ぶ飛ぶ)
ドームの風で(炎と燃えて)
おお ジャイアンツ(おお ジャイアンツ)
八百長プレーで(その名担いて)
グラウンドを(グラウンドを)
汚すプレイの(照らすプレイの)
恥ずかしさ(たくましさ)
ジャイアンツ×2(ジャイアンツ×2)
shiねshiね くたbaれ(ゆけゆけ それゆけ)
巨人軍(巨人軍)

なお、一部不適切な表現があるのでローマ字で表記しています。

では、歌詞の意味をみていきましょう。「大金で」は、他球団のスター選手を大金をはたいてFAで獲得していることを意味しています。

「球は飛ぶ飛ぶ ドームの風で」は、球場のドームを常にふくらませるために空気を送り込んでいて、出入り口には強風が吹いているので、その風が巨人選手の打撃を助けているのではないか、と揶揄しています。

「八百長プレーで」は過去に八百長疑惑が巨人にあったことを指しているようです。アンチ巨人ファンは「商魂込めて」を大声で歌うことで、巨人への鬱憤を晴らしているのかもしれません

「商魂込めて」はいつから歌われ始めた?

「商魂込めて」はいつ頃から歌われ始めたのでしょうか。「商魂込めて」が出来上がった背景についてみていきましょう。

原因は巨人ファンによるロッテのパクリ?

「商魂込めて」の歌詞が作られた背景には、巨人ファンによるロッテのパクリがあったといわれています。

巨人ファンによるロッテのパクリとは「闘魂こめて」の最後に叫ぶ「絶対勝つぞ オー ジャイアンツ」の部分が、ロッテの応援によく似ていることからいわれ始めたことです。

また、その他にもロッテの応援によく似ている部分があります。それなのに、巨人ファンが巨人の応援は巨人ファンのオリジナルなどといい出したために、他球団のファンからひんしゅくを買って、「商魂込めて」が歌われるようになったといわれています。

なお、「絶対勝つぞ オー ジャイアンツ」の部分を「商魂込めて」では「ロッテのパクリ」と叫びます。

阪神ファンが歌い始めた?

「商魂込めて」の歌詞をいつ、だれが作ったのかはよくわかっていません。しかし、2011年ころから応援スタンドから聞こえるようになったといわれています。

最初に「商魂込めて」を歌いだしたのは阪神ファンではないかといわれていますが、正確な始まりはわかりません。

「商魂込めて」は巨人以外の11球団で歌われている

「闘魂こめて」を歌うのは巨人ファンだけですが、「商魂込めて」は巨人以外の11球団で歌われています。

同じリーグで日常的に巨人と対戦するセ・リーグの球団だけでなく、交流戦や日本シリーズで対戦するときには、パ・リーグの対戦相手の応援席からも聞こえてきます。

阪神ファンは挨拶代わりに?

阪神ファンは挨拶代わりに歌っています。しかし、試合の展開や成績が巨人と競り合っているときには、六甲おろしよりも気合が入ることもあるようです。

中日ファンはガチで巨人に対抗して

中日ファンはかなりガチに歌います。本気で巨人に対抗意識を燃やしているようです。

ただし、近年の中日はあまり強くないので、中日ファンがいくら本気で歌っても、巨人ファンからは痛くもかゆくもないという声もあります。

日本シリーズでも

巨人が日本シリーズに進出したときには、相手のパ・リーグ球団の応援席でも歌われます。日本シリーズでホークスと対戦した時の動画です。

「商魂込めて」は歌詞がひどい!禁止されないの?

商魂込めては、アンチ巨人ファンにとっては自分が応援する球団の応援歌よりも気合が入る応援歌になっています。しかし、歌詞の内容がひどい、子供に聞かせられないという声もあります。

「商魂込めて」は禁止したほうがいいのではないかという声もあるのは事実です。近年は相手チームへの応援席からの誹謗中傷にも厳しい声が上がるようになりつつあります。

確かに子供には聞かせられないような言葉も入っています。将来的には、もう少しマイルドな歌詞に書き換えてもいいかもしれません。

「商魂込めて」はアンチ巨人の応援歌!

過激すぎる言葉も入っていますが、球界の盟主ともいわれる巨人には全国に根強いファンがいます。また、強すぎて人気がありすぎる球団であるために、アンチ巨人ファンが多いのも事実です。

歌詞が過激な部分には問題があるのも確かですが、このような歌が11球団で歌われるのも、巨人の人気の裏返しかもしれません。歌詞の修正は今後ありえますが、これからもアンチ巨人ファンの応援歌として歌い継がれていくことでしょう。

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この記事のライター
元吉 馨
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