巨人で最優秀中継ぎ投手を2回も受賞するなど長年にわたってNPBで活躍したスコット・マシソン氏は、引退後の現在は何をしているのでしょうか。この記事では、スコット・マシソン氏が引退後に何をしていたのか、現在はどうしているのか紹介します。
スコット・マシソン氏は、2019年に巨人での日本シリーズ最終戦を最後にプロ野球選手引退を表明しましたが、現在は何をしているのでしょうか。
この記事では、スコット・マシソン氏のプロフィールや現在の様子を紹介します。
スコット・マシソン氏のプロフィールです。
生年月日 | 1984年2月27日 |
出身地 | カナダ・バンクーバー |
身長・体重 | 191cm・104kg |
投打 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
生涯成績・タイトル | MLB通算3年:15登板44投球回1勝4敗 勝率0.200 防御率6.75 NPB通算8年:421登板431投球回27勝29敗54セーブ174ホールド 勝率0.482 防御率2.46 最優秀中継ぎ賞2回 |
経歴 | 子どもの頃からマリナーズのファン 高校時代はカナダの学生野球リーグでプレー 2002年のMLBドラフトでフィリーズから17巡目指名 2011年シーズン終了後に契約解除 2011年12月に巨人と契約 2019年日本シリーズ終了後にプロ野球選手を引退 2021年6月東京オリンピック北米予選へカナダ代表として出場後に完全に現役引退 同月に巨人のアメリカ東地区担当のスカウトに就任 |
スコット・マシソン氏は巨人時代は最速160kmのストレートを投げ、高速ストレートを中心にスライダーやスプリッターを混ぜる投球スタイルで多くの打者を討ち取ってきました。
8年間にわたる巨人の選手生活では、2回も最優秀中継ぎ賞を受賞するなど、巨人の歴史上でも最強助っ人として人気のある選手でした。
スコット・マシソン氏は巨人を引退してから何をしていたのでしょうか。
スコット・マシソン氏は巨人でプロ野球選手を引退した後も、野球選手を続けていました。とはいっても、北米のメジャーリーグやマイナーリーグ、独立リーグでプロ野球選手をしていたわけではありません。
東京オリンピック2020の野球でカナダ代表としてプレーするために現役生活を続けていました。そして、カナダ代表野球チームの一員に選抜されています。
しかし、2021年6月に東京オリンピックに向けた北米予選で敗退し、オリンピック出場はなりませんでした。スコット・マシソン氏はオリンピック予選でのカナダ敗退をもって現役生活から完全に引退しています。
スコット・マシソン氏は2021年6月に巨人のスカウトに就任しました。メジャーリーグ経験のある元巨人選手5人の1人としてスカウトに選ばれ、現在は東地区を担当しています。
釣りが趣味のスコット・マシソン氏は2022年8月にカジキ釣りの国際大会「大洗インターナショナルフィッシングフェスティバル」の表彰式に出席するために3年ぶりに来日しました。
その時のインタビューでスコット・マシソン氏は日本への強い想いも語っています。現在も朝起きて真っ先に確認するのは巨人の前日の試合結果で、子どもが大きくなったら日本での指導もしてみたいそうです。
スコット・マシソン氏は、巨人のスカウトとして活動するほかに現在何かやっていることはあるのでしょうか。
現在、スコット・マシソン氏はアメリカのフロリダで家族と生活をしていて、地元の高校生チームのボランティアコーチを務め、アマチュア選手の指導を行っています。
スコット・マシソン氏は選手の力を引き出すことができる敏腕コーチとして、地元ではその指導力が大きな注目されています。
スコット・マシソン氏は的確でわかりやすい技術指導を心がけ、一生懸命にプレーすることの大切さを選手たちに伝えているそうです。
地元の高校生たちにとって、MLBとNPBで合計17年間のプロとしてのキャリアのあるスコット・マシソン氏の指導を受けられることは、大きな幸運であると地元紙では伝えています。
スコット・マシソン氏は子どもがまだ小さいということで、来日して日本で指導に当たる計画は今のところないそうです。
しかし、アメリカで指導者としての腕を磨き、子どもがある程度成長したら、巨人などの日本のプロ野球チームでのコーチ就任もあるかもしれません。
その時がやってくるのを楽しみにしながら、海の向こうのスコット・マシソン氏の指導者やスカウトとしての活躍に注目していきましょう。