サッカー日本代表の歴代ゴールキーパーを一覧で紹介!歴代最強のゴールキーパーは?
サッカーでゴールキーパーは守備の最後の砦ですが、日本代表の歴代ゴールキーパーは今までどのような選手がいたのでしょうか。この記事では、サッカー日本代表の歴代ゴールキーパーの一覧、その中でも最強ゴールキーパーは誰だったのか紹介します。
目次
歴代サッカー日本代表ゴールキーパー一覧
サッカーでゴールキーパーは守りの最後の砦で、日本代表クラスの選手になるとスーパーセーブを連発します。日本代表のゴールを守り続けてきた歴代日本代表ゴールキーパーには、どのような選手がいたのでしょうか。
まずは、サッカー日本代表が国際試合に出場し始めてから、日本代表に選出されて試合に出場した歴代日本代表ゴールキーパーを一覧で紹介します。
名前 | 生没年月日 | 日本代表初出場 | 日本代表最終出場 | 所属チーム |
原田福三郎 | 生没年不明 | 1923年5月23日 | 1923年5月24日 | 大阪サッカー倶楽部 |
渡邊彌之助 | 生没年不明 | 1925年5月17日 | 1925年5月20日 | 関西学院大学 |
本田長康 | 1906年-1986年11月26日 | 1927年8月27日 | 1930年5月29日 | 早稲田大学WMW |
西川潤之 | 1907年6月29日-没年不明 | 1927年8月27日 | 1927年8月27日 | 法政大学 |
斎藤才三 | 1908年9月24日-2004年 | 1930年5月25日 | 1930年5月29日 | 関西学院大学 |
熊井俊一 | 生没年不明 | 1934年5月13日 | 1934年5月20日 | 早稲田大学 |
金澤宏 | 生没年不明 | 1934年5月13日 | 1934年5月15日 | 京都帝国大学 |
佐野理平 | 1912年9月21日-1992年3月26日 | 1936年8月4日 | 1936年8月7日 | 早稲田大学WMW |
津田幸男 | 1917年8月15日-1979年4月17日 | 1940年6月16日 | 1951年3月9日 | 三菱重工業 |
村岡博人 | 1931年9月19日-2017年3月13日 | 1954年3月7日 | 1954年5月1日 | 東京教育大学 (現筑波大学) |
渡部英麿 | 1924年9月24日-2011年10月12日 | 1954年3月14日 | 1954年5月3日 | 全広島選抜チーム |
生駒友彦 | 1932年8月25日-2009年4月27日 | 1955年1月2日 | 1955年10月9日 | 新三菱重工業 |
下村幸男 | 1932年1月25日- | 1955年10月9日 | 1955年10月9日 | 東洋工業 |
古川好男 | 1934年7月5日- | 1956年6月3日 | 1962年9月21日 | 日本ダンロップ/住友ゴム |
松本暁司 | 1934年8月13日- | 1958年12月28日 | 1958年12月28日 | 浦和サッカークラブ |
保坂司 | 1937年3月3日 - 2018年1月21日 | 1960年11月6日 | 1964年3月3日 | 古河電工 |
横山謙三 | 1943年1月21日- | 1964年10月16日 | 1974年9月28日 | 三菱重工 |
浜崎昌弘 | 1940年3月14日-2011年10月10日 | 1966年12月16日 | 1966年12月19日 | 八幡製鉄/新日鐵 |
船本幸路 | 1942年8月12日- | 1967年9月27日 | 1975年9月8日 | 東洋工業 |
瀬田龍彦 | 1952年1月15日- | 1973年5月22日 | 1980年3月22日 | 日立製作所 |
田口光久 | 1955年2月14日-2019年11月12日 | 1975年9月8日 | 1984年4月21日 | 三菱重工 |
佐藤長栄 | 1951年4月15日- | 1978年7月21日 | 1978年7月21日 | 古河電工 |
保田道夫 | 1949年11月10日- | 1979年8月23日 | 1979年8月23日 | 新日本製鐵 |
加藤好男 | 1957年8月1日- | 1980年6月9日 | 1981年2月24日 | 古河電工 |
鈴木康仁 | 1959年12月19日- | 1980年12月22日 | 1980年12月30日 | ヤンマーディーゼル |
山口悟 | 1959年8月1日- | 1981年2月19日 | 1981年2月19日 | 三菱重工 |
坪田和美 | 1956年1月23日- | 1981年3月8日 | 1984年4月26日 | ヤンマーディーゼル |
松井清隆 | 1961年1月4日- | 1984年5月31日 | 1988年6月2日 | 日本鋼管/清水エスパルス |
森下申一 | 1960年12月28日- | 1985年6月4日 | 1991年6月2日 | ヤマハ発動機/ジュビロ磐田 |
松永成立 | 1962年8月12日- | 1988年10月26日 | 1995年2月26日 | 日産自動車/横浜マリノス |
前川和也 | 1968年3月22日- | 1992年6月7日 | 1996年10月13日 | サンフレッチェ広島 |
本並健治 | 1964年6月23日- | 1994年5月29日 | 1994年7月14日 | ガンバ大阪 |
菊池新吉 | 1967年4月12日- | 1994年9月27日 | 1995年10月28日 | V川崎/東京V |
小島伸幸 | 1966年1月17日- | 1995年6月6日 | 1996年2月19日 | ベルマーレ平塚 |
下川健一 | 1970年5月14日- | 1995年6月10日 | 1997年2月9日 | ジェフユナイテッド市原 |
川口能活 | 1975年8月15日- | 1997年2月13日 | 2008年11月19日 | 横浜F・マリノス/ポーツマス/FCノアシェラン/ジュビロ磐田 |
楢﨑正剛 | 1976年4月15日- | 1998年2月15日 | 2010年9月7日 | 横浜フリューゲルス/名古屋グランパス |
下田崇 | 1975年11月28日- | 1999年3月31日 | 1999年3月31日 | サンフレッチェ広島 |
高桑大二朗 | 1973年8月10日- | 2000年10月20日 | 2000年10月20日 | 鹿島アントラーズ |
都築龍太 | 1978年4月18日- | 2001年6月4日 | 2009年9月9日 | ガンバ大阪/浦和レッズ |
曽ヶ端準 | 979年8月2日- | 2001年11月7日 | 2003年9月10日 | 鹿島アントラーズ |
土肥洋一 | 1973年7月25日- | 2004年2月7日 | 2005年10月8日 | FC東京 |
川島永嗣 | 1983年3月20日- | 2008年2月17日 | 2022年6月10日 | 川崎フロンターレ/リールセSK/スタンダール・リエージュ/ユナイテッドFC/FCメス/RCストラスブール |
西川周作 | 1986年6月18日- | 2009年10月8日 | 2016年11月15日 | 大分トリニータ/サンフレッチェ広島/浦和レッズ |
権田修一 | 1989年3月3日- | 2010年1月6日 | 2022年12月5日 | FC東京/SKホルン/サガン鳥栖/ポルティモネンセSC/清水エスパルス |
東口順昭 | 1986年5月12日- | 2015年8月9日 | 2019年3月22日 | ガンバ大阪 |
中村航輔 | 1995年2月27日- | 017年12月9日 | アビスパ福岡/ポルティモンネンセSC | |
シュミット・ダニエル | 1992年2月3日- | 2018年11月16日 | 松本山雅FC/シント=トロイデンVV | |
大迫敬介 | 1999年7月28日- | 2019年6月17日 | サンフレッチェ広島 | |
鈴木彩艶 | 2002年8月21日- | 2022年7月19日 | シント=トロイデンVV | |
谷晃生 | 2000年11月22日- | 2022年7月27日 | 2022年7月27日 | 湘南ベルマーレ |
前川黛也 | 1994年9月8日- | 2023年11月16日 | ヴィッセル神戸 |
歴代サッカー日本代表ゴールキーパーの最強選手は?
国際試合で日本代表のゴールキーパーとして、日本代表チームの最後の砦となってきた歴代選手は合計で50名以上います。この中で、最強といえる日本代表ゴールキーパーは誰なのでしょうか。
時代によって、日本代表のレベルやサッカー全体のレベルも違うので、一概に比較はできませんが、特筆すべき日本代表のゴールキーパーの選手を紹介します。
佐野理平
佐野理平は、1936年のベルリンオリンピックで日本がサッカー競技に初めて日本代表を出場させたときのゴールキーパーだった選手です。
この大会では、日本代表が優勝候補だったスウェーデン代表を3対2で撃破したことが「ベルリンの奇跡」と呼ばれています。佐野理平も好セーブを連発して、勝利に大きく貢献しました。
2020年8月5日〜84年と1日前
— フー (@waka212121) August 4, 2020
⇩
1936年8月4日⇨『ベルリンの奇跡』
サッカー競技初参加の日本が優勝候補のスウェーデンに勝利…。
GKは佐野理平選手(24)不破整選手(21)
なとぅ〜でテンションが頗る昂る日々…
イイ…。毎日の締めに線香花火をして人生の儚さを噛み締めてみよう…ジワる気持ち… pic.twitter.com/LVYnmOPMpu
横山謙三
横山謙三は、1968年のメキシコオリンピックでサッカー日本代表が銅メダルを獲得したときのゴールキーパーです。3位決定戦ではPKもセーブしています。
常に冷静にボールの行方を分析しながらの安定したセービングで、日本代表のゴールを守り抜きました。
「埼玉県サッカー協会横山会長に、埼玉サッカーの現状や将来構想などを語っていただいた。」横山謙三会長、かく語る | 埼玉サッカー通信 https://t.co/0S1s9dY0yh pic.twitter.com/QXle7Pp9xx
— 埼玉サッカー通信 (@soccersaitama) September 15, 2016
東口順昭
東口順昭は、2011年に日本代表予備登録メンバーに選出されてから2019年3月まで、日本代表に選出されていました。シュートを正確にキャッチする能力に定評があり、ゴールキーパーとして安定した守備力が魅力です。
2019年を最後に日本代表からは遠ざかっていますが、今後の日本代表復帰を期待するファンもいるのではないでしょうか。
大迫敬介
大迫敬介は、2019年5月のキリンチャレンジカップで日本代表ゴールキーパーとして初選出されて、その後のコパアメリカやEAFF E-1サッカー選手権2019の日本代表としても選出されています。
守備範囲の広さに定評があり、常に平常心ながら闘争心高く相手の攻撃に立ち向かっていく姿は、今後の日本代表ゴールキーパーとして期待できるでしょう。
シュミット・ダニエル
シュミット・ダニエルは、アメリカ人の父と日本人の母を持ち、日本代表ゴールキーパーとしては197cmの身長の大型ゴールキーパーです。2016年に日本代表候補の合宿メンバーに選出されてから、アジアカップなどの日本代表戦に出場しています。
ゴールキーパーながら、両足どちらでも蹴ることができる正確なキック力に定評があり、ゴールキックを正確に飛ばして試合を組み立てることができる選手です。
中村航輔
中村航輔は、各年代で日本代表に選出されていたゴールキーパーです。A代表としては、2017年に初招集されて、現在まで日本代表の試合に出場しています。海外選手に負けないフィジカル強化に力を入れており今後が楽しみなひとりです。
松永成立
松永成立は、1988年から1995年まで日本代表ゴールキーパーとして活躍していた選手です。1993年のワールドカップ最終予選では好セーブを連発して、日本中が日本代表のワールドカップ初出場を期待しました。
残念ながらドーハの悲劇によって日本代表としてのワールドカップ出場はなりませんでしたが、このときの最終予選ではベスト11に選出されています。
権田修一
権田修一は、ユースから日本代表に選出されており、飛び級も経験しています。日本代表のA代表には2009年に初招集されて、2010年に日本代表デビューを果たし、2022年まで日本代表として活躍していました。
特にパンチング力に定評があり、狙いすましたシュートをパンチングで弾き返して日本代表ゴールのピンチを何度も救っています。
楢崎正剛
楢崎正剛は、1996年に日本代表に初選出されて、2010年までの長い期間、日本代表ゴールキーパーとして活躍しました。国際Aマッチ7試合連続無失点記録は、2021年に権田修一に更新されるまで日本記録でした。
他のゴールキーパーよりも少し後方に構えて、確実にボールに対して反応する正確な守備が素晴らしい選手です。
西川周作
西川周作は、2006年に日本代表に初選出されました。2015年を最後に日本代表からは遠ざかっていましたが、2021年にも招集されています。ロングパスに定評のある選手で、フリーキックをゴール前に通してのアシストの記録もある選手です。
川口能活
川口能活は、1994年にU-23日本代表ゴールキーパーに選出されると、メキシコオリンピック以来28年ぶりのアトランタオリンピック出場を果たします。
1996年には日本代表のA代表に選出されて、2008年に日本代表の正ゴールキーパーの座を奪われるまで、日本代表のゴールを12年にわたって守り続けました。
日本人ゴールキーパーとして初めて欧州移籍を果たし、日本人ゴールキーパーが海外で活躍する大きなきっかけとなった選手です。
ゴールキーパーの重要な任務に、他の選手へ指示を出すコーチングがありますが、川口能活のコーチングは感情をむき出しにした闘志あふれる指示出しが印象的でした。
川島永嗣
歴代日本代表ゴールキーパーの中で、最強選手ではないかといわれているのが川島永嗣です。2002年にU-19日本代表に初選出されて、2007年にフル代表合宿に招集されています。
日本代表戦では、2008年の東アジアサッカー選手権の北朝鮮戦でデビューを果たし、それ以降2022年のカタールワールドカップ日本代表まで、日本代表選手として招集されていました。
ワールドカップには、2010年の南アフリカ大会、2014年のブラジル大会、2018年のロシア大会の3大会で正ゴールキーパーを務めています。
高いPK阻止率に定評があり、83.3%という高いPK阻止率を出した年もありました。世界最強FWであるネイマールのPKも止めたことがあります。