現役時代には400本以上のホームランを量産した中村紀洋さんは「黒ノリ・白ノリ」といわれることもありましたが、どのような意味だったのでしょうか。この記事では、中村紀洋さんの「黒ノリ・白ノリ」の意味と現在について調査してみました。
現在、野球解説者や野球指導者として活躍中の中村紀洋さんは、現役時代にはホームランを量産して、ホームラン後にバット後豪快に投げる姿はとても人気がありました。
中村紀洋さんは、後輩の面倒見も良く男気があふれる人物として知られています。ですが、ある場面になると態度を豹変させた「黒ノリ」と呼ばれることもありました。
この記事では、中村紀洋さんが「黒ノリ」や「白ノリ」と呼ばれていた理由や、現在の様子などについてみていきましょう。
まず、「黒ノリ」「白ノリ」の「ノリ」というのは、中村紀洋さんの普段の呼び方です。名前が「ノリヒロ」なので、周囲の人やファンから「ノリ」と呼ばれていました。
「白ノリ」というのは、素行が良いときの普段の中村紀洋さんの姿です。普段の中村紀洋さんは、ちょっと怖そうな目つきとはかけ離れた態度で、後輩の面倒見がよく、球団の指導者ともいい関係を築いていました。
「白ノリ」は「黒ノリ」と対照的な、印象の良い態度のときのクリーンな中村紀洋さんのことを表します。
普段は「白ノリ」な中村紀洋さんですが、シーズンが終わりストーブリーグの年俸闘争に入ると「黒ノリ」化していました。
ストーブリーグでは選手と球団との間で翌年の年俸についての交渉が行われます。選手によっては、サインせずに保留を続けて、球団と熾烈な駆け引きを行うこともあるようです。
中村紀洋さんは年俸交渉でとても強気な発言を繰り返し、普段の「白ノリ」からは考えられないような強気な「黒化」した発言をする「黒ノリ」化していました。
「黒ノリ」化した中村紀洋さんからは様々な名言が飛び出しています。「黒ノリ」中村紀洋さんの名言をいくつか紹介します。
中村紀洋さんは現在何をしているのでしょうか。
2014年シーズン終了後に横浜DeNAを戦力外となったあと、現役続行を宣言していましたが、どこからもオファーが届きませんでした。
その後は、小中学生向けの自らの野球教室を開校したり、他のスクールや講習会から講師として招かれたりしながら、NPBからのオファーを待ち続けていたようです。
しかし、オファーは届かず、2018年にはNPBからオファーがあっても指導者としての仕事に専念するために行かないことを宣言しています。
2016年に学生野球資格回復の適正認定を受けて、2017年4月に浜松開成館高校硬式野球部の非常勤コーチと、同校中学校の軟式野球部での指導を行うことになりました。
2021年10月には、中日ドラゴンズの一軍打撃コーチに就任し、浜松開成館高校の非常勤コーチを退任しました。2022年には二軍打撃コーチに配置転換されて、現在は中日のコーチとして二軍の若手選手の指導に当たっています。