鳥谷敬氏は2019年オフに阪神からロッテに移籍、2021年シーズンをもって現役引退しましたが、現在はどうしているのでしょうか。この記事では、鳥谷敬氏が阪神からロッテに移籍した理由と、引退した後の現在の近況についてみていきましょう。
鳥谷敬氏は、日本プロ野球で遊撃手として最多打点記録と歴代最長フルイニング出場記録を持っています。すでに引退していますが、鳥谷敬氏の近況はどのようなものなのでしょうか。この記事では、鳥谷敬氏の阪神で引退せずにロッテへ移籍した真相と、現在の近況についてみていきましょう。
まずは鳥谷敬氏のプロフィールです。
生年月日 | 1981年6月26日 |
出身地 | 東京都東村山市 |
身長・体重 | 180cm・79kg |
投打 | 右投右打 |
ポジション | 内野手 |
成績・タイトル | プロ通算18年:8747打数2099安打138本塁打打率0.278 最高出塁率1回、ベストナイン6回、ゴールデングラブ賞5回 |
経歴 | 小学生の時に野球を始める 中学生では瑞穂シニアに所属 高校では成長痛のために野球を辞めるつもりだった 父親の説得で高校1年生秋に聖望学園高校野球部へ入部し即レギュラー 早稲田大学へ進学し1年春から正遊撃手 2003年秋のドラフト会議で自由獲得枠で阪神と契約 2004年阪神タイガースへ入団 2019年阪神から引退勧告を受けて退団 2020年3月ロッテへ移籍 2021年シーズン限りで現役引退 引退後は野球解説者などで活躍 |
鳥谷敬氏といえば、阪神からロッテへ移籍した真相を詳しく知りたいという方も多いのではないでしょうか。次はロッテ移籍の真相について解説します。
鳥谷敬氏は2019年のシーズンオフに阪神から引退勧告を受けます。阪神としては、それまでの鳥谷敬氏の球団への貢献を考えて盛大な引退セレモニーで送り出したいと考えていたようです。
しかし、鳥谷敬氏は引退を拒否して退団を選びます。引退をしなかった理由は、まだまだプロ野球選手として続けることができるという自信があったためでしょう。
阪神としては年齢的なこともあり、年俸と活躍の度合いが釣り合わなくなってきたことから引退勧告をしたようですが、鳥谷敬氏としてはまだ自分は引退するには早すぎるという想いが合ったようです。
鳥谷敬氏は阪神を退団したあと、ほかのNPB球団からのオファーを待ちました。しかし、なかなか交渉がまとまりません。しかし、2020年3月に入りロッテが獲得へ動き始めました。
ロッテへ移籍した理由は、この年のロッテは経験豊富な内野手が少なかったことがあります。鳥谷敬氏にはロッテ球団としては若手内野手への指導者的な立場も望んでいたようです。
また、当時の井口資仁監督とも個人的なつながりが強かったことも、ロッテ移籍を決定づけたようです。
鳥谷敬氏は2021年シーズンをもってロッテ球団で現役引退をしました。その後、現在に至るまでの近況はどうしているのでしょうか。鳥谷敬氏の現在の近況をみていきましょう。
鳥谷敬氏は引退後、解説者などとしてテレビや新聞などで活躍しています。現在は、日刊スポーツの専属野球評論家を努めています。
また、テレビやラジオのプロ野球の試合中継でゲスト解説者としてフリーの立場で登場することもあります。
テレビやラジオでの解説はとてもはっきりとした声で聞き取りやすく話もわかりやすいと評判です。
2022年シーズンは、野球評論家や解説者として活躍する他に、社会人野球のパナソニックのコーチも務めていました。2022年3月にパナソニック野球部のコーチに就任して指導に当たっています。
経験のない社会人野球のコーチを引き受けた理由は、年齢に制限のある大学や一流選手ばかり集まるプロと違い、選手の幅の広い社会人野球に興味を持ったためだとのことです。
年齢層も幅広く、プロを目指すレベルの選手からできるだけ長く社会人野球で続けられればいいと考える選手までいる社会人野球での指導は、今までにない視点を与えてくれると考えてオファーを受けたと話しています。
2022年11月には阪神の監督に就任した岡田彰布監督が、春のキャンプの臨時コーチに鳥谷敬氏と赤星憲広氏を招聘することを明言しました。
2人とも解説者などの仕事忙しいのでキャンプにフル参戦はできないものの、できるだけ参加してもらい若手の指導などに当たって貰う予定だとのことです。どのような指導ぶりを見せてくれるのか楽しみです。
阪神ファンにとって気になるのが、今後の鳥谷敬氏の阪神監督就任があるのかどうかです。将来的な阪神監督就任については、まだ鳥谷敬氏自身は考えていません。
アマチュアやキャンプでの臨時コーチとして指導の経験を積むなかで、監督やコーチに向いているようであれば将来的にその方向を目指すようです。
しかし、現在はまだ自分の方向性を手探りで探っている状態で、監督になるかどうかはわからないようです。
鳥谷敬氏がファンが待望している阪神の監督に就任するかどうかはわかりません。しかし、プロ野球中継の解説を聞いていても、しっかりとした野球理論を持っていてわかりやすく伝える力もあります。
このような鳥谷敬氏は指導者にも向いているといえるでしょう。鳥谷敬氏の今後の活躍に期待しましょう。