日本屈指のDFとして知られる冨安健洋選手は、現在イングランドの名門アーセナルでプレーしています。毎週のように世界の猛者たちと対峙している冨安健洋選手は50mを一体何秒で走るのでしょうか。今回は冨安健洋選手の50mの記録やスピードについて紹介します。
DFはスピードが重要視されるポジションだけに、冨安健洋選手は50mを何秒で走るのか気になる方も多いのではないでしょうか。しかし、世間の評価としては冨安健洋選手はスピードがない選手として認識されているようです。
2020年の夏、当時イタリアのボローニャでプレーしていた冨安健洋選手に注目したドイツのレバークーゼンが、夏の獲得候補としてリストアップしているとの報道がありました。
しかし、レバークーゼンは冨安健洋選手のスピードに物足りなさを感じ、最終的には獲得候補のリストから削除しています。
このような報道があったこともあり、冨安健洋選手はスピードがない選手として印象を持つ人も多いようです。
スピードがないとレバークーゼンから指摘された冨安健洋選手ですが、実際に自身でもスピードはあるほうではないと語っています。
2023年8月に放送された「FOOT × BRAIN」に出演した冨安健洋選手は「なんでそんなに足が速いのか」という質問に対して「いや、速くないんですよ」と否定していました。
正確な数字は口にしなかったものの、記録としてタイムで測ると全く速くないことも明かしています。
足が速くない印象を持たれている冨安健洋選手ですが、実際に50mを走るとどのくらいの速度で走り切るのでしょうか。次からは冨安健洋選手の50mを何秒で走るのかをみていきましょう。
残念ながら正確な記録は公開されていなかったものの、冨安健洋選手は50mを5.5秒くらいで走っていると推測されています。
イタリアのボローニャ在籍時、とある試合での冨安健洋選手のスプリント速度が時速32キロだったと記録されていました。この数字を50mに換算すると5.6秒になりますが、試合中のスプリントなので当然疲労などの要素が加味されています。
ですので、純粋に50m走だけをおこなった場合、おそらく5.5秒くらいになるのではないかと推測されているようです。
スピードがない印象を持たれていますが、この数字を見るとかなり速い選手だと言えるのではないでしょうか。
実際に冨安健洋選手は、これまでにサイドバックとして対峙してきた世界の名アタッカーたちを何度も封じ込んできました。
2022年1月に対戦したマンチェスター・シティ戦では、世界トップクラスのスピードを誇るスターリング相手に完全に押さえ込んでいます。
スターリングは100mを10.9秒で走り切るといわれるほどのスピードスターだっただけに、冨安健洋選手のスピードを生かした見事な対応は、世界中のサッカーファンからの賞賛を集めました。
自身でも速くないと語る冨安健洋選手ですが、何故実際の試合では足が速く見えるのでしょうか。次は足が速く見える冨安健洋選手の凄さについて詳しく紹介していきます。
冨安健洋選手は188センチの高身長ながら、俊敏に身体を動かすことのできるアジリティーを兼ね備えています。
恵まれた体型を生かしたフィジカルの強さだけではなく、高いアジリティーを生かして臨機応変に相手選手に対応できるのも冨安健洋選手の魅力の一つです。
こうしたアジリティーの高さが初速をはやめ、結果的に冨安健洋選手の足が速いように見えるのではないでしょうか。
高いアジリティー能力だけではなく、冨安健洋選手は高い予測能力も持ち合わせています。
高い経験値から裏付けされた冨安健洋選手の予測能力の高さは、世界的に見ても非常に優れており、実際に冨安健洋選手は試合中に殆どスライディングをしません。
これはスライディングをしなくても相手に対応できるほど予測できていることの表れでもあり、この予測能力の高さが世界の名アタッカーたちを封じ込めてきた最もたる要因だともいえるでしょう。
常に相手の行動を予測し、先手した動きをとることで自身より身体能力で優れた相手にも対応することが可能になります。
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