ヤクルトスワローズの人気マスコット「つば九郎」ですが、中の人は足立歩さんだといわれています。しかし、実際のところはどうなのでしょうか。この記事では、ヤクルトのマスコット、つば九郎の中の人は誰なのか、どういった人がなれて年俸はいくらなのかを解説します。
プロ野球といえば、それぞれの球団のマスコットも人気です。試合の開始前に人気マスコットが会場の雰囲気を盛り上げてくれます。
各球団にそれぞれ個性的なマスコットがいますが、東京ヤクルトスワローズのつば九郎は有名で人気も高いです。
時には言動が鬼畜だともいわれる東京ヤクルトスワローズのつば九郎は、声は基本的に出しません。いつ持ち歩いているスケッチブックにマジックで文字を書いて、コミュニケーションを取っています。
選手への激や試合の評価が厳しすぎて「鬼畜」や「畜ペン」などといわれることもあるつば九郎ですが、中の人は一体誰なのでしょうか。この記事では、つば九郎の中の人に注目してみていきましょう。
つば九郎は1994年からヤクルトスワローズの一員になりました。1994年当時につば九郎の中の人だったのは、足立歩さんという人です。
足立歩さんという人がつば九郎だというのは、1995年に制作された「95ヤクルトスワローズファンブック」で明かされました。ファンブックの中で、足立歩さんはつば九郎の中の人としてインタビューを受けています。
ファンブックは毎年ファンクラブの会員向けに発行されているものです。30年近く前のものになるので、つば九郎の中の人としての足立歩さんのインタビュー記事が掲載されているものを入手するのは難しいでしょう。
しかし、この本のなかで確かに、つば九郎の中の人は自分だと足立歩さんが答えています。少なくとも、1994年から1995年につば九郎の中の人が足立歩さんだったのは間違いがありません。
それから現在まで足立歩さんがつば九郎の中の人を続けている可能性が高いと思われます。
足立歩さんの詳細なプロフィールはわかりません。しかし年齢は、1995年のファンブックでは22歳だと語っています。
1995年で22歳であれば1973年生まれということになるので、2022年には49歳になっているはずです。
中日のドアラや西武のレオのように、アクロバティックな動きをするプロ野球のマスコットもいます。
つば九郎はアクロバットはしませんが、かなり激しく走ったりダンスをしたりする姿がよく見られるので、中の人はかなり動ける元プロ野球選手ではないかとの噂もあるようです。
では、つば九郎の中の人の可能性が高い足立歩さんは、元プロ野球選手なのでしょうか。調べたところ、足立歩さんはプロ野球選手ではありませんでした。
つば九郎の中の人になった当時は、日本総業株式会社のアルバイトだったそうです。日本総業株式会社は現在までヤクルトの本拠地である神宮球場の清掃や警備などを行っています。
22歳で警備や清掃の会社でアルバイトをしていたということは、その当時プロ野球選手だったり、元プロ野球選手という可能性はないでしょう。もしかしたら、足立歩さん自身に野球経験があるのかもしれませんが、プロの選手にはなっていません。
足立歩さんが神宮球場の清掃や警備のスタッフからつば九郎の中の人に選ばれたのはどうしてなのでしょうか。
つば九郎が登場した1994年当時、日本総業株式会社では足立歩さん以外にも多くのスタッフが働いていたはずです。
足立歩さんがつば九郎の中の人に選ばれた理由は、物怖じしない性格だったためだといいます。確かに、球場のグラウンドで多くのファンの前で選手と交流して、時には和ませたり笑わせたりするのに、恥ずかしがり屋な性格では難しいかもしれません。
鬼畜とか畜ペンと呼ばれるような毒舌キャラまで当初からヤクルト球団が求めていたかどうかはわかりませんが、きぐるみで人前に出ても周囲を楽しませられるような雰囲気があったのでしょう。
つば九郎の中の人は一時期、安田猛さんに変わったのではないかといわれたこともありました。安田猛さんは、1972年から1981年までヤクルトで投手として活躍した元選手です。2021年に73歳で亡くなりました。
安田猛さんがつば九郎の中の人ではないかと噂された理由は、安田猛さんの投球が「ペンギン投法」と呼ばれていたためです。
サイドスローでの投球は緩急自在で動きも機敏だった様子が、ペンギンを連想させ「ペンギン投法」と呼ばれるようになりました。
また、当時人気だった野球漫画、「がんばれ!!タブチくん」では、安田猛さんをモデルにしたヤスダというキャラクターをペンギンにたとえた描写があります。
つば九郎はつばめがモチーフなはずですが、その見た目からペンギンに間違えられることも少なくありません。
ペンギン投法で有名だった安田猛さんが、ペンギンみたいなつば九郎の中の人だと思われてしまったようです。実際には、安田猛さんがつば九郎の中の人だったことはありませんでした。
2013年にはつば九郎の中の人はタカミという人に変わったという噂もあります。タカミという人は元ジャニーズだと噂されてます。
タカミという人に変わったと言われた理由は、2013年につば九郎がコケて、きぐるみの頭が外れた写真が出回ったことです。
その時の中の人が足立歩さんではなかったことから、人が変わったのではないか、その時の写真の人が元ジャニーズのタカミさんではないかといわれました。
しかし、タカミという人が本当につば九郎の中の人だったのかどうかは、いまだによくわかっていません。
プロ野球といえば選手や監督の年俸が大きな話題になります。つば九郎も年俸をもらっているのでしょうか。つば九郎の年俸についてみていきましょう。
1994年から2008年まではつば九郎は年俸無しで、無報酬でヤクルトのマスコットとして働いていた模様です。報酬としてはヤクルト飲み放題のみだったとのことです。
しかし、2009年から球団と契約交渉するようになりました。2009年からの年俸の推移は次のとおりです。
年 | つば九郎の年俸 |
2009年 | 2896円 |
2010年 | 8960円 |
2011年 | 1万円 |
2012年 | 1万円 |
2013年 | 1万2,000円 |
2014年 | 9,000円 |
2015年 | 2万2,000円 |
2016年 | 2万2,000円 |
2017年 | 2万2,000円 |
2018年 | 2万2,000円 |
2019年 | 2万5,000円 |
2020年 | 3万円 |
2021年 | 2万8,000円 |
2022年 | 5万円 |
つば九郎の年俸は球団マスコットとしては破格の年俸ですが、中の人の年俸はどのくらいなのでしょうか。
つば九郎の中の人が球団職員なのか、日本総業株式会社の派遣スタッフなのか、中の人がどのような立場なのかわかりません。年俸も公開されていないので不明です。
つば九郎の中の人の顔が何度か表に出てしまったことがあります。どのような経緯で中の人の顔がバレてしまったのでしょうか。
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