【プロ野球】外国人枠(一軍登録)の人数は?支配下登録や日本人扱いになるケースも解説
日本のプロ野球には外国人枠(一軍登録)があり、日本人だけではなく外国人の選手も多く活躍しています。しかし、外国人の選手はどれくらいの人数が所属しているのでしょうか。この記事では、プロ野球の外国人枠(一軍登録)の人数や支配下登録について解説していきます。
外国人枠(一軍登録)の人数は?
日本のプロ野球には外国人枠(一軍登録)というものがあります。現在、日本人だけではなく外国人の選手も多く活躍していますが、外国人枠(一軍登録)にはルールが設けられています。
外国人枠(一軍登録)の人数は何人?
日本のプロ野球の外国人枠(一軍登録)の人数は何人くらいいるのでしょうか。ここでは、日本のプロ野球の外国人枠(一軍登録)の人数についてみていきましょう。
一軍への起用は4枠
日本のプロ野球の外国人枠(一軍登録)にはルールが設けられています。それは、外国人の一軍への起用は4枠までということです。外国人枠(一軍登録)は、投手と野手を合わせて4枠までとなります。
この外国人枠(一軍登録)の4枠は、投手と野手が2枠と2枠、もしくは3枠と1枠がルールとなっており、投手が4枠、野手が4枠という登録はできません。
また、2020年には新型コロナの影響により、日本のプロ野球では感染拡大防止特例2020のルールを特別に設けており、外国人枠(一軍登録)は5枠までになりました。
この外国人枠(一軍登録)の5枠も、投手と野手が1枠と4枠、もしくは2枠と3枠というルールになっており、投手が5枠、野手が5枠という登録はできません。
支配下登録の場合は?
日本のプロ野球の外国人の一軍への起用は4枠までになっていますが、支配下登録はどのようになっているのでしょうか。日本のプロ野球の支配下登録は、特に制限は設けられていません。
よって、外国人の選手の支配下登録は何人でも登録できますが、試合の出場選手登録は4枠までということです。
例外選手/日本人扱いになるケースとは?
外国人枠(一軍登録)は、投手と野手を合わせて4枠までというルールがありますが、例外選手も数多くいます。ここでは、日本のプロ野球で外国人の選手が日本人扱いになるケースについてみていきましょう。
日本人扱いになる条件
日本のプロ野球で外国人の選手が日本人扱いになるには条件があります。日本のプロ野球では、日本国籍ではない選手を外国人の選手として扱っていますが、条件を満たせば日本人扱いになります。
では、日本のプロ野球で外国人の選手が日本人扱いになる条件についてみていきましょう。
日本のプロ野球で外国人の選手が日本人扱いになる条件の1つ目は、日本の中学、高校、短期大学、専門学校に通算で3年以上在学していたことです。この条件を満たしている外国人の選手は、西武の呉念庭選手と、オリックスの張奕選手がいます。
どちらの選手も台湾出身の外国人の選手ですが、呉念庭選手は岡山県共生高等学校、第一工業大学を卒業しました。また、張奕選手は福岡第一高等学校、日本経済大学を卒業しているため日本のプロ野球において日本人扱いになっています。
日本のプロ野球で外国人の選手が日本人扱いになる条件の2つ目は、日本の大学に4年以上在学していたことです。
この条件を満たしている外国人の選手は、広島カープの仲尾次オスカル選手です。仲尾次オスカル選手はブラジル出身の外国人の選手ですが、白鷗大学を卒業しているため日本のプロ野球において日本人扱いになっています。
日本のプロ野球で外国人の選手が日本人扱いになる条件の3つ目は、日本に5年以上居住し社会人野球のチームに通算で3年以上在籍していたことです。この条件を満たしている外国人の選手には、広島カープの玉木重雄選手がいます。
玉木重雄選手はブラジル出身の外国人の選手ですが、社会人野球の三菱自動車川崎のチームに3年以上所属していました。そのため、日本のプロ野球において日本人扱いになっています。
日本のプロ野球で外国人の選手が日本人扱いになる条件の4つ目は、日本のプロ野球でFA権を取得していることです。この条件を満たしている外国人の選手は、阪神のランディ・メッセンジャー選手、ヤクルトのウラディミール・バレンティン選手です。
ランディ・メッセンジャー選手は、アメリカ出身の外国人の選手ですが、2018年にFA権を取得しているため日本のプロ野球において日本人扱いになっています。
また、ウラディミール・バレンティン選手もオランダ出身の外国人の選手ですが、2019年にFAの権を取得しているため日本のプロ野球において日本人扱いになっています。
まとめ
日本のプロ野球には外国人枠(一軍登録)があり、多くの外国人の選手が活躍しています。日本のプロ野球の外国人枠について理解を深めることで、これまで以上に楽しくプロ野球の試合を観戦できるのではないでしょうか。