プロ野球のシーズンはいつから？一年の流れや日程・試合数を解説

プロ野球には「シーズン」がありますが、いつから始まりどのくらいの期間を指すのでしょうか。実はプロ野球におけるシーズンには、試合ではない期間も含まれます。ここでは、プロ野球のシーズンについてみていきましょう。

プロ野球のシーズンには、プレシーズンがあります。プレシーズンとは、公式戦が開始される前に選手の技術向上のためにトレーニングしたり、1軍の選手を選抜したりすることを目的として行われるものです。

1年を通してプロ野球のプレシーズンは、とても重要な期間となります。

プロ野球のプレシーズンの期間は、2月から3月末までです。2月1日から、プロ野球の各球団はキャンプを開始しますが、本拠地以外の場所で行います。

プロ野球のシーズンは2月から本格的に始まりますが、2月よりも早い時期からトレーニングしている選手も多いです。

2月上旬から中旬までは春季キャンプがあり、2月中旬からはオープン戦が始まり3月中旬まで行われます。

2月上旬から中旬まで行われる春季キャンプとは、プロ野球の公式戦が開始される前に実施されるシーズンを指します。

選手の技術向上のためにトレーニングしたり、1軍の選手を選抜したりすることを目的として行われるシーズンです。

プロ野球には12球団ありますが、球団すべてが2月1日から春季キャンプが開始され、トレーニングを行います。春季キャンプでは、実力のある選手や注目の若手選手などが参加しており、どんな選手が活躍できるか見極める場でもあります。

また、春季キャンプの後半の時期になると紅白戦が行われ、ここでは1軍を勝ち取るため必死になってアピールする若手選手が多いです。

そして春季キャンプが終了すると、2月中旬からオープン戦が始まります。若手の選手にとっては1軍に入るためにアピールできる絶好の機会であり、ベテランの選手にとっては技術向上、調整のために必要な試合とります。

プロ野球のオープン戦は、現地で試合を観戦できテレビでも観ることができるため、もうすぐレギュラーシーズンが開始される時期として野球ファンにとっては期待が高まるシーズンといえるでしょう。

プレシーズンが終了すると、いよいよレギュラーシーズンです。レギュラーシーズンには、プロ野球の公式のリーグ戦や、セ・リーグ、パ・リーグの交流戦、オールスターゲームがあります。

プロ野球のレギュラーシーズンの期間は、3月末から10月前半までです。プロ野球のレギュラーシーズンとは、公式のリーグ戦が行われる期間のことです。プロ野球のレギュラーシーズンは、ペナントレース期間ともいいます。

プロ野球のレギュラーシーズンの5月下旬から6月中旬には、セ・リーグ、パ・リーグの交流戦が行われ、プロ野球のレギュラーシーズンの7月中旬には、ファン投票などで選ばれたオールスターゲームがあります。

3月末から行われるプロ野球の公式リーグ戦とは、セ・リーグとパ・リーグの2つのリーグに分かれて、それぞれ試合を行い戦うものです。そして、プロ野球のレギュラーシーズンの5月下旬からは、セ・リーグ、パ・リーグの交流戦が開始されます。

プロ野球の公式リーグ戦とは違い、普段は観ることができないセ・リーグとパ・リーグの交流戦が観られるのが魅力です。

そして、プロ野球のレギュラーシーズンの7月中旬には、オールスターゲームが開催されます。オールスターゲームは、ファン投票などで選ばれた選手たちが出場するお祭り感の強い試合です。

そのためプロ野球のオールスターゲームでは、勝利を優先するというよりも、普段は試合ができない選手同士との勝負を楽しむ傾向にあります。

レギュラーシーズンが終了すると、ポストシーズンが開始されます。ポストシーズンには、プロ野球のクライマックスシリーズ、日本シリーズがあります。

プロ野球のポストシーズンの期間は、10月中旬から11月前半までを指します。

プロ野球のポストシーズンとは、プロ野球の公式のリーグ戦で勝った各リーグの上位3チームで行うクライマックスシリーズと、クライマックスシリーズで勝った各リーグの1位のチーム同士で行う日本シリーズの期間のことです。

また、プロ野球のポストシーズン期間があるのは、プロ野球の公式のリーグ戦で勝った各リーグの上位3チームだけなので、それ以外のチームはレギュラーシーズンが終了するとオフシーズンに入ります。

10月中旬から行われるプロ野球のクライマックスシリーズとは、プロ野球の公式のリーグ戦で勝った各リーグの上位3チームだけが出場できる試合です。クライマックスシリーズでは、2位と3位のチームどちらかが先に2勝した時点で勝敗が決定されます。

そして、勝った方のチームが1位のチームと試合をし、先に3勝したチームが日本シリーズへと進みます。ただし、1位のチームには1勝のアドバンテージがあるため条件的に有利です。

プロ野球のクライマックスシリーズで優勝すれば、いよいよ日本シリーズが開幕します。日本シリーズはプロ野球の日本一のチームを決める試合になっており、セ・リーグとパ・リーグの各リーグで優勝した2チームが戦い、先に4勝したチームが優勝です。

ポストシーズンが終了すると、オフシーズンに入ります。オフシーズンには、プロ野球の秋季キャンプ、ドラフト会議、選手の契約更新、選手の戦力外通告などがあります。

プロ野球のオフシーズンの期間は、11月中頃から1月末/1月中旬までです。

プロ野球では日本シリーズが終了するとオフシーズンの期間となります。しかし、日本シリーズが終了した後に秋季キャンプが開始されるため、参加する選手にとってはキャンプが終了してからオフシーズンとなります。

プロ野球のオフシーズンの期間は、選手の休息期間だけではなく、新しい選手を決定するドラフト会議や選手の契約更新、選手の戦力外通告などを行われる期間です。

11月中頃から行われる契約更新とは、選手にとって非常に重要なものです。その年の活躍によって翌年の年俸を決定したり、活躍できなかった場合は年俸が下がってしまったりしますが、年棒は選手と球団との間で交渉し決定されます。一方で、契約更新できずに戦力外通告を言い渡される選手もいるのも現実です。

プロ野球のオフシーズンにはドラフト会議も行われ、新しい選手を決定するものでドラフト会議ではプロになりたい学生や社会人野球の選手などが指名されることを夢見て心待ちにしています。

ただし、ドラフト会議では入団したい球団から指名されて喜ぶ選手もいれば、どの球団からも指名されず絶望の表情になっている選手もいます。このようにプロ野球のドラフト会議は、様々なドラマを生む重要なイベントといえるでしょう。

プロ野球のシーズンはプレシーズンから始まり、レギュラーシーズンやポストシーズン、オフシーズンの期間があります。では、プロ野球の日程はどのようになっているのでしょうか。ここでは、プロ野球の日程についてみていきましょう。

プロ野球の試合日程と試合数について解説していきます。

近年は新型コロナウイルスの影響もあり、2020年は3月末から行われるレギュラーシーズンの開幕ができませんでした。そしてレギュラーシーズンは3ヶ月遅れの開幕となり、プロ野球の試合数は120試合となりました。

翌年の2021年は、日程通り3月末からレギュラーシーズンの開幕ができ、試合数はパ・リーグ、セ・リーグどちらも143試合を予定しています。

予定試合数の143試合は、公式のリーグ戦での試合が125試合、18試合はセ・リーグ、パ・リーグの交流戦です。

また、予定試合数は143試合ですが、オールスターゲームに出場する選手の場合は2試合増え、クライマックスシリーズや日本シリーズに出場する場合は、試合数は更に増えることになります。

レギュラーシーズンの試合数は143試合ですが、オープンシリーズも試合数に入れる場合、試合数は球団ごとに違います。

プロ野球のオープン戦は、10試合から20試合です。そのため、オープン戦20試合、セ・リーグ、パ・リーグの交流戦18試合、公式のリーグ戦125試合、オールスターゲーム2試合、クライマックスシリーズ9試合、日本シリーズ7試合の最大181試合となります。

今回は、プロ野球のシーズンや一年の流れや日程・試合数を解説しました。プロ野球におけるシーズンとは、試合ではない期間のオフも含まれます。プロ野球のシーズンや一年の流れを理解して、もっと野球を楽しみましょう。