【野球用語】クリーンナップとは?意味・役割や使い方をわかりやすく解説
野球の試合中継などで「クリーンナップ」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。クリーンナップはよく出でくる言葉ですが、意味がよく分からないという人もいるかもしれません 。この記事では、クリーンナップとはなにかや役割について解説していきます。
目次
クリーンナップとは?
野球の試合中継などでクリーンナップはよく出でくる言葉ですが、意味がよく分からないという人もいるのではないでしょうか。ここでは、クリーンナップについて解説していきます。
野球用語のクリーンナップの意味
野球用語であるクリーンナップの意味について解説していきます。
塁の走者を回収する/ホームに戻ってこさせる打順のこと
クリーンナップとは掃除を意味していますが、塁にいる走者を回収する/ホームに戻ってこさせる打順のことです。そして、クリーンナップの打者は出塁している走者をホームに戻し、得点に繋げる役割を担っています。
主に3番4番5番打者
クリーンナップは、主に3番4番5番打者です。これは、3番4番5番打者は打撃能力が高いため、出塁している走者を長打などで一掃する役割があるため、クリーンナップといわれています。
クリーンナップの使い方
クリーンナップは、主に3番4番5番打者で打線の中軸を意味しており、出塁している走者を一掃しホームへ戻す役割を担っています。
これは、打撃能力が高い打者をクリーンナップにし得点へ繋げる目的があります。クリーンナップは監督の考え方によって変わりますが、主に長打の打者が中心です。
また、投手によって打者を入れ替えたり、左打者から右打者にしてまた左打者にしたりすることもあります。
クリーンナップの役割
クリーンナップは主に3番4番5番打者ですが、その役割について解説していきます。
塁に出ている走者を戻ってこさせて点を入れること
クリーンナップの役割は、塁に出ている走者を戻ってこさせて点を入れることです。そのため、打撃能力が高い打者が中心となります。
クリーンナップに向いてる打者とは?
クリーンナップに向いている打者とは、どのような選手なのでしょうか。ここでは、クリーンナップに向いている打者について解説していきます。
選球眼が良かったり強打者タイプの選手
一般的には、以下のような選手がクリーンナップに向いているといわれます。
- 強打者タイプの選手
- 出塁している走者がいる場面で確実に結果が出せる選手
- 選球眼が良い選手
また、出塁している走者がいる場面ということは走者が塁に溜まっている状態です。得点へ繋げるチャンスとなり緊張しやすい場面なので、動じることなく結果を残せる精神力が高い選手が向いています。
そのほか、クリーンナップとなる選手には選球眼も必要です。選球眼がよいというのは、ボールやストライクの見極めをするのが上手いことを意味しています。
選球眼がよい選手はボール球には手を出さず、確実に打てるボールと判断したコースを狙い打つものです。相手側の投手はクリーンナップの打者に対して、打撃能力が高い選手であると警戒するため、投球はボール球が多くなる傾向があります。
しかし、打者がボール球を打ってしまうと、アウトになる可能性があり得点へ繋げられなくなるため、ボールやストライクの見極めが重要です。
実際に、プロ野球界で先述したようなクリーンナップはどのような選手なのか、紹介していきます。
2015年の福岡ソフトバンクホークスのクリーンナップは、3番が柳田悠岐選手、4番が内川聖一選手、5番が李大浩選手です。その中でも柳田悠岐選手は、トリプルスリーを達成し、パ・リーグのMVPという輝かしい成績を残しています。
そんな柳田選手の後に、繋ぎやホームランが狙える内川聖一選手、最後に長打が得意な李大浩選手が出塁している走者を一掃するというクリーンナップです。
まとめ
クリーンナップとは、主に3番4番5番打者のことで打撃能力が高い選手のことを指しています。そして、クリーンナップの役割は出塁している走者を長打などで一掃し、得点へ繋げることです。
野球用語であるクリーンナップの意味を理解することによって、今まで以上に野球を楽しみましょう。