ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の歴代優勝国や成績・出場国を紹介
2023年3月、五回目のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開催されますが、歴代優勝国はどこの国だったのでしょうか。この記事では、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の歴代優勝国や成績と出場国を紹介します。
目次
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の歴代優勝国・出場国一覧
2023年3月、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の5回目の大会が開催されます。今までの出場国や優勝国はどこだったのでしょうか。
この記事では、ワールド・ベースボール・クラシック歴代の出場国の一覧と、優勝国の成績についてみていきましょう。まずは、歴代の出場国の一覧です。
年 | 優勝国 | 準優勝国 | 3位 | 2次ラウンド出場国 | 1次ラウンド出場国 | 予選ラウンド出場国 |
2006 | 日本 | キューバ | 韓国 ドミニカ共和国 |
アメリカ メキシコ ベネズエラ プエルトリコ |
中国 台湾 カナダ 南アフリカ共和国 オランダ パナマ イタリア オーストラリア |
- |
2009 | 日本 | 韓国 | アメリカ ベネズエラ |
キューバ メキシコ オランダ プエルトリコ |
中国 台湾 南アフリカ共和国 オーストラリア カナダ イタリア ドミニカ共和国 パナマ |
- |
2013 | ドミニカ共和国 | プエルトリコ | 日本 オランダ |
キューバ 台湾 アメリカ イタリア |
オーストラリア ブラジル カナダ 中国 メキシコ 韓国 スペイン ベネズエラ |
コロンビア チェコ フランス イギリス ドイツ イスラエル ニカラグア ニュージーランド パナマ フィリピン 南アフリカ共和国 タイ |
2017 | アメリカ | プエルトリコ | 日本 オランダ |
イスラエル キューバ ドミニカ共和国 ベネズエラ |
韓国 台湾 メキシコ カナダ オーストラリア イタリア 中国 コロンビア |
ブラジル チェコ スペイン フランス イギリス ドイツ ニカラグア ニュージーランド パキスタン パナマ フィリピン 南アフリカ共和国 |
なお、2006年の第1回と2009年の第2回では予選ラウンドは行われませんでした。第3回のWBCから予選が開催されるようになり、参加国が一気に増えています。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の歴代優勝国の成績詳細
では、WBC歴代優勝国の成績はどうだったのでしょうか。次は、2006年の第1回ワールド・ベースボール・クラシックから、2017年の第4回までの歴代優勝国の成績をみていきましょう。
2006年優勝国・日本
2006年の第1回WBCの優勝国は日本でした。日本の優勝までの成績は次のとおりです。
なお、2006年は第1ラウンドと第2ラウンドはリーグごとの総当りのリーグ戦で行われました。
第1ラウンド(東京ドーム)
開催日 | 先攻 | スコア | 後攻 |
2006年3月3日 | 日本 | 18 - 2 (8回コールド) |
中国 |
2006年3月4日 | 日本 | 14 - 3 (7回コールド) |
台湾 |
2006年3月5日 | 韓国 | 3 - 2 | 日本 |
第2ラウンド(カリフォルニア州 エンゼルス・スタジアム)
開催日 | 先攻 | スコア | 後攻 |
2006年3月12日 | 日本 | 3 - 4 | アメリカ |
2006年3月14日 | 日本 | 6 - 1 | メキシコ |
2006年3月15日 | 韓国 | 2 - 1 | 日本 |
準決勝(カリフォルニア州 ペトコ・パーク)
開催日 | 先攻 | スコア | 後攻 |
2006年3月18日 | 日本 | 6 - 0 | 韓国 |
決勝(カリフォルニア州 ペトコ・パーク)
開催日 | 先攻 | スコア | 後攻 |
2006年3月20日 | 日本 | 10 - 6 | キューバ |
記念するべき第1回大会での優勝ということで、日本中が湧き立ちました。
やっぱ2006のメンバーが一番好きやわ
— 金本位制 (@0tomenakanemoto) June 15, 2021
当時小学校で四六時中ぼくのかんがえたさいきょうの侍ジャパンの話してたもんあの頃が一番野球楽しめてた pic.twitter.com/CFEGakybzn
2009年優勝国・日本
2009年に開催されたWBCも日本が優勝しました。優勝に至るまでの日本の成績は次のとおりです。
第2回では第1ラウンドからトーナメント形式で開催されました。
第1ラウンド(東京ドーム)
何回戦 | 開催日 | 先攻 | スコア | 後攻 |
1回戦 | 2009年3月5日 | 中国 | 0 - 4 | 日本 |
2回戦 | 2009年3月7日 | 日本 | 14 - 2 (7回コールド) |
韓国 |
1位決定戦 | 2009年3月9日 | 韓国 | 1 - 0 | 日本 |
日本は2回戦で韓国と対戦し、14対2でコールド勝ちします。その後、韓国が敗者復活で勝ち上がってきたために、東京ラウンドの1位決定戦を再び韓国と争うことになりました。
第2ラウンド(ペトコ・パーク)
何回戦 | 開催日 | 先攻 | スコア | 後攻 |
1回戦 | 2009年3月15日 | 日本 | 6 - 0 | キューバ |
2回戦 | 2009年3月17日 | 日本 | 1 - 4 | 韓国 |
敗者復活2回戦 | 2009年3月18日 | 日本 | 5 - 0 | キューバ |
1位決定戦 | 2009年3月19日 | 日本 | 6 - 2 | 韓国 |
準決勝(ドジャー・スタジアム)
開催日 | 先攻 | スコア | 後攻 |
2009年3月22日 | アメリカ | 4 - 9 | 日本 |
決勝(ドジャー・スタジアム)
開催日 | 先攻 | スコア | 後攻 |
2009年3月23日 | 日本 | 5 - 3 (10回延長) |
韓国 |
決勝では、それまであまり成績が良くなかったイチロー選手が延長の末、決勝タイムリーヒットを放ち日本を勝利へ導きました。
2013年優勝国・ドミニカ共和国
2013年の第3回WBCの優勝国はドミニカ共和国でした。ドミニカ共和国が優勝へ至るまでの成績は次のとおりです。
第1ラウンド(ヒラム・ビソーン・スタジアム)
開催日 | 先攻 | スコア | 後攻 |
2013年3月7日 | ベネズエラ | 3 - 9 | ドミニカ共和国 |
2013年3月9日 | ドミニカ共和国 | 6 - 3 | スペイン |
2013年3月10日 | ドミニカ共和国 | 4 - 2 | プエルトリコ |
第2ラウンド(マーリンズ・パーク)
何回戦 | 開催日 | 先攻 | スコア | 後攻 |
1回戦 | 2013年3月12日 | イタリア | 4 - 5 | ドミニカ共和国 |
2回戦 | 2013年3月14日 | ドミニカ共和国 | 3 - 1 | アメリカ |
1位決定戦 | 2013年3月16日 | プエルトリコ | 0 - 2 | ドミニカ共和国 |
準決勝(AT&Tパーク)
開催日 | 先攻 | スコア | 後攻 |
2013年3月18日 | オランダ | 1 - 4 | ドミニカ共和国 |
決勝(AT&Tパーク)
開催日 | 先攻 | スコア | 後攻 |
2013年3月19日 | プエルトリコ | 0 - 3 | ドミニカ共和国 |
前回大会は第1ラウンドで敗退したドミニカ共和国でしたが、メジャーリーガーを多数擁したチーム編成で決勝まで全勝で勝ち上がり、優勝をつかみ取りました。
日本の成績は?
2013年第3回大会での日本の成績は準決勝敗退でした。準決勝では優勝したプエルトリコに3対1で敗れて、3位の成績に終わっています。
2017年優勝国・アメリカ
2017年の第4回WBCの優勝国はアメリカです。それまでWBCに対して盛り上がりに少しかけていたアメリカですが、ようやく本気を出し始めた姿勢が見えてきた大会でした。優勝に至るまでのアメリカの成績は次のとおりです。
第1ラウンド(マーリンズ・パーク)
開催日 | 先攻 | スコア | 後攻 |
2017年3月10日 | コロンビア | 2 - 3 | アメリカ |
2017年3月11日 | アメリカ | 5 - 7 | ドミニカ共和国 |
2017年3月12日 | カナダ | 0 - 8 | アメリカ |
第2ラウンド(ペトコ・パーク)
開催日 | 先攻 | スコア | 後攻 |
2017年3月15日 | ベネズエラ | 2 - 4 | アメリカ |
2017年3月17日 | アメリカ | 5 - 6 | プエルトリコ |
2017年3月18日 | アメリカ | 6 - 3 | ドミニカ共和国 |
準決勝(ドジャー・スタジアム)
開催日 | 先攻 | スコア | 後攻 |
2017年3月21日 | アメリカ | 2 - 1 | 日本 |
決勝(ドジャー・スタジアム)
開催日 | 先攻 | スコア | 後攻 |
2017年3月22日 | アメリカ | 8 - 0 | プエルトリコ |
ようやくWBCを制覇したとはいえ、トップレベルの選手の参加はあまりないアメリカが優勝したことは、他国からは大きな脅威と感じられた大会でした。
日本の成績は?
この大会では日本は準決勝で敗れて、前回大会と同様3位で終わりました。準決勝ではアメリカに2対1で敗れています。
2023WBC優勝国はどこか注目!
2023年WBCはどこの国が優勝するのでしょうか。日本の侍ジャパンの活躍も期待できますが、とうとうトップ選手を擁してきたアメリカや、メジャーリーガーを揃えている中南米のチームも驚異的です。世界一をかけた熱い戦いに期待しましょう。