大谷翔平の高校時代の評価は?甲子園とメジャーの打率・防御率の成績を紹介
メジャーで二刀流として大活躍中の大谷翔平選手ですが、高校時代の成績やプロからの評価はどのようなものだったのでしょうか。この記事では、投手と打撃それぞれの面から、大谷翔平選手の高校時代の成績や評価についてみていきましょう。
目次
大谷翔平の高校時代の成績
が大谷翔平選手は、メジャーリーグのエンジェルスで投手と指名打者という二刀流での活躍で、アメリカや日本だけではなく世界中に大きな驚きをもたしています。
現在は、メジャーリーグでMVP争いをするまでの活躍をみせている大谷翔平選手ですが、高校時代の成績はどのようなものだったのでしょうか。
この記事では、大谷翔平選手の高校時代からプロ入りしてメジャーリーグで活躍するまでの成績と、高校時代の様子や評価について解説します。まずは高校時代の成績についてみていきましょう。
佐々木監督の話を真剣に聞く翔平さん♡かわっ!
— LinLin@ShoTime123 (@123ShoTime) February 25, 2022
(半年前、大谷翔平ファンがなぜ高校時代の翔平さんにキャッキャするのか理解できなかったが、現在、誰からもウザがられるほどキャッキャできる自信がある) pic.twitter.com/rlQfjpOf9z
高校時代、大谷翔平選手は1年生から4番打者でしたが、エース投手として起用されるようになったのは1年生の秋からでした。
では、大谷翔平選手の高校時代は投手としての成績と、打撃の成績についてそれぞれみていきましょう。
投手としての成績
高校入学直後は、花巻東高校の監督の「ゆっくりと育てる」という方針のもと、守備ではライトを任されていました。エース投手として起用されるようになったのは1年生の秋からです。
1年生のときの最速は時速147km、2年生では最速時速151kmを記録して「みちのくのダルビッシュ」と呼ばれるようになりました。
2年生の夏の甲子園では故障でライトでの起用が多かったのですが、投手として投げると最速時速150kmを記録しています。
3年生になる直前の春の甲子園ではエース投手として登板し、初戦の大阪桐蔭戦では5回まで2安打無失点6奪三振に抑えますが、最終的に8回2/3を9失点(自責5)で敗退する結果となりました。
3年生夏の甲子園に向けては、岩手県大会の準決勝でアマチュア野球界史上初となる時速160kmを記録し、この試合では7回を投げて3安打1失点13奪三振コールド勝ちします。
しかし、決勝の盛岡大学付属高校戦では5失点を喫して敗退し、高校生最後の甲子園出場はかないませんでした。
その後、世界野球の高校生選抜に選ばれて5位決定戦の韓国戦に登板し、7回を投げて12奪三振するも2失点で敗戦投手となってます。
ホームラン数は?打撃成績
次は、大谷翔平選手の高校時代の打撃での成績をみていきましょう。大谷翔平選手は花巻東高校へ入学するとすぐに4番打者として起用されました。
3年間の高校時代での通算のホームラン数は56本です。高校生ではホームランを100本以上打っている選手が2人いて、60本以上のホームランを打っている選手も数多くいます。
大谷翔平選手の高校時代の打撃成績はトップクラスとはいえないかもしれませんが、投手として日本アマチュア最高時速を叩き出したことを考えれば、ホームランが高校通算50本を超えているというのは驚くべき数字でしょう。
なお、大谷翔平選手の甲子園での試合数は2試合です。甲子園2試合での打率は0.333、ホームランは1本を大阪桐蔭高校の藤浪晋太郎投手から打っています。
大谷翔平のプロ入り後の成績
大谷翔平選手のプロ入り後の成績はどのくらいなのかもみておきましょう。
NPBでの成績
日本のプロ野球、日本ハム在籍時の5年間の通算成績は次の通りです。
投手としての成績
42勝15敗 勝率0.737 防御率 2.52
打者としての成績
537打数296安打48本塁打 打率0.286
メジャーでの成績
メジャーに移籍後の2018年から2021年までの3年間の通算成績は次のとおりです。
投手としての成績
13勝5敗 勝率0.722 防御率3.53
打者としての成績
1400打数370安打 93本塁打 打率0.264
投手としてはメジャー移籍後にトミー・ジョン手術を受けた影響で登板1年間登板できない年もありました。しかし、メジャー移籍後の打者としての成長ぶりは成績の数字からもよくわかります。
大谷翔平の高校時代について
大谷翔平選手の高校時代はどのような様子だったのでしょうか。
花巻東高校はどんな高校?
大谷翔平選手の高校時代を語る上で欠かすことができないのは母校である花巻東高校です。花巻東高校は岩手県花巻市にあり、大谷翔平選手の実家がある奥州市とはそれほど離れていないので、寮に入る野球部でなければ通学できる距離でしょう。
花巻東高校には難関大学を目指すための「特別進学コース」、文武両道の「アスリート特進コース」、自分の夢を切り開く「キャリアデザインコース」があります。
偏差値は42から49で、スポーツ特待制度があり、野球部などはスポーツ推薦で入学する生徒も多いようです。
大谷翔平が花巻東高校を選んだ理由
中学時代から野球関係者から大きな注目を集めていた大谷翔平選手には、全国の野球強豪校から誘いがきたことでしょう。数ある野球強豪校の中からどうして花巻東高校を選んだのでしょうか。
菊池雄星と大谷翔平の「花巻東ツーショット」 pic.twitter.com/gpIlVsJMWa
— ファニング姉妹 (@D_ELfanning) July 13, 2021
花巻東高校は大谷翔平選手が中学3年生の時に春の甲子園に出場して決勝進出しています。その時のエースが現在メジャーリーグで活躍している菊池雄星投手でした。
大谷翔平選手は、地元の岩手県出身で甲子園の第2位で活躍する菊池雄星投手に憧れを抱き、花巻東高校へ進学することを決めたそうです。
大谷翔平が送った寮生活について
大谷翔平選手は、花巻東高校の野球部に入学してから寮生活を送りました。親元を離れて寮に入った経験は、大谷翔平選手にとってとても意味があることだったと後にインタビューで語っています。
親以外の大人に生活のあれこれを注意されることで、自分が成長するためにどのように行動しなければいけないのか、何が正しいのかを考えながら行動することの大切さを学ぶことができたそうです。
現在、メジャーリーグでもグラウンドのゴミを拾ったりする大谷翔平選手の姿が話題になりますが、そのような細かい気配りも高校時代の寮生活で身についたものなのかもしれません。
高校生の時に書いた目標達成シートとは?
大谷翔平選手の高校時代といえば、目標達成シートを作成していたことも有名です。
今日話題に上がった大谷翔平の目標達成のためのマンダラチャート
— 櫻井グリコ@唇の色きれいにする人 (@sakurai_glyko) November 15, 2021
すごいのは、これ書いた時高校生だったらしいんだけど
この時点ですでに『運』の良さに根拠があることに気づいてること pic.twitter.com/AMJGGJVmWx
目標達成シートでは、まず8分割したマスのそれぞれに自分の夢を達成するために必要な8つの要素を書きます。それをさらに達成するにはどうしたらいいのかということをそれぞれのマスに書いていきます。
高校生ながら、大谷翔平選手は野球の技術的なことだけでなく「運」や「人間性」といったことも挙げている点が興味深いところです。
高校時代の大谷翔平の評価について
高校時代の大谷翔平選手の野球選手と高校時代の大谷翔平選手の野球選手としての評価はどのようなものだったのでしょうか。
現在投打の二刀流で活躍している大谷翔平選手の、高校時代の投手としての評価と、打者としての評価をそれぞれみておきましょう。
投手として藤浪晋太郎と比較すると?
高校時代の大谷翔平選手は、目標達成シートから投手としての成長を望んでいたことがわかります。しかし、投手としての評価は、同じ学年の藤浪晋太郎投手の方が高校時代は上でした。
甲子園では藤浪晋太郎投手からホームランも放っていますが、最終的に9失点自責点5で藤浪晋太郎投手のいる大阪桐蔭高校に負けています。
確かにアマチュア最高時速を叩き出したものの、投手としての安定度はそれほど高くなく評価は未知数、実力は藤浪晋太郎投手の方が上というのが、主にメジャーからの評価でした。
打者としての評価は?
それでは打者としての評価はどのようなものだったのでしょうか。打者としては、甲子園でホームランも放ちましたが、高校野球ではエースで4番というのは珍しくありません。
現在ほどパワーのある打者でもなく、高校時代の大谷翔平選手はテクニックがありミートはうまいが、プロ入りすれば160kmを出す剛速球投手として活躍するのだろう、という評価がメジャーでは多かったようです。
大谷翔平のプロフィール
最後に大谷翔平選手のプロフィールをみておきましょう。
生年月日 | 1994年7月5日 |
出身地 | 岩手県水沢市(現在の奥州市) |
身長・体重 | 193cm・102kg |
投打 | 右投左打 |
ポジション | 投手・外野手・指名打者 |
経歴 | 小学3年生のときに水沢リトルリーグで野球を始める 中学生の時には一関リトルシニアに所属 花巻東高校では1年秋からエース 2012年秋のドラフト会議で日本ハムから1位指名 2013年日本ハムへ入団 2017年オフにポスティングシステムでエンジェルス移籍を決定 |
高校時代の大谷翔平はNo.1ではなかった
大谷翔平選手は中学生の頃から将来はプロで活躍する選手だろうと注目されていました。しかし、投手としても打者としても、同じ学年の藤浪晋太郎投手などほかの選手と比べると1番の存在ではありませんでした。
しかし現在は、世界一の野球リーグであるメジャーでMVPを毎年争う投打の二刀流として活躍しています。この驚くべき大谷翔平選手の成長ぶりがどこまで続くのか、これからも期待しましょう。