野球には9つの守備のポジションがありますが、上手い順に並べるどのようなランキングになるのでしょうか。この記事では、野球のポジションを上手い順にランキング化してみました。また、ピッチャーやサード、ショートなどの守備位置ごとの役割や歴代の名選手も紹介します。
野球の守備位置は9つありますが、守備位置のポジションを上手い順に並べたらどのようなランキングになるのでしょうか。この記事では、野球の守備位置のポジションの上手い順ランキングと、ポジションの役割について詳しくみていきましょう。
プロ野球ではWARを加味したランキングをみていきましょう。WARとは、打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価した貢献度を表す野球独自の指標のことです。今回は「BOOKMAKER研究所」の「野球のポジションを上手い順にランキング付けして解説!」のデータを参考にしました。
1位:ピッチャー(投手)
2位:キャッチャー(捕手)
3位:ショート(遊撃手)
4位:センター(中堅手)
5位:セカンド(2塁手)
6位:サード(3塁手)
7位:ライト(右翼手)
8位:レフト(左翼手)
9位:ファースト(一塁手)
野球の守備の質はバッテリーで7割方決まるともいわれているので、ピッチャーとキャッチャーの重要性は高いようです。
WARを加味したプロなどのレベルの高い野球でのポジションの重要性は上記のとおりですが、レベルの低い少年野球や草野球では一般的にランキングが次のように変わります。
1位:ピッチャー
2位:キャッチャー
3位:ファースト
4位:サード
5位:ショート
6位:センター
7位:レフト
8位:セカンド
9位:ライト
ピッチャーとキャッチャーが1位と2位は変わりませんが、大きく違うのがファーストです。レベルの高い野球では9位ですが、草野球などでは3位に浮上しています。
この理由は、ファーストは野手ではボールに触れる機会が最も多いポジションのために、アマチュアではエラーの少ない守備の上手い人が就くことが多いためです。
野球のポジションごとの役割や、歴代の代表的な選手を紹介します。
ピッチャーは野球でもっとも重要なポジションといってもいいでしょう。試合の行方はピッチャーの優劣で7割決まるともいわれています。打者に対して投げるだけでなく、牽制やゴロやピッチャーフライの処理など守備能力も求められるポジションです。
このポジションの歴代の名選手としては、松坂大輔やダルビッシュ有、山本由伸などがいます。
プロもアマも関係なくピッチャーの次に重要なポジションがキャッチャーです。
キャッチャーは防具を付けてピッチャーが投げたボールを捕球することが求められるポジションですが、バッターが真上に打ち上げたフライの処理も防具をつけたまま行わなければいけません。
打者の特徴を全て覚えて、投手に対してサインを出す役割や、フレーミング技術も求められます。
このポジションの歴代の名選手としては、野村克也、古田敦也、城島健司などがいます。
バッターが打ってすぐに走るのがファーストなので、とにかく送球を受けることが最も多いポジションです。
プロでは守備範囲が狭いポジションなので、守備負担が少ないポジションとして扱われていますが、アマチュアでは守備能力の高い選手が求められるポジションです。
このポジションの歴代の名選手としては、王貞治やランディ・バース、落合博満などがいます。
セカンドゴロがよく飛んでくるポジションなので、ゴロ処理の確実性が求められるポジションです。高い守備技術の他に、ベースカバーや守備の司令塔などの役割も多く求められるので、プロアマ問わず高い守備能力が必要です。
このポジションの歴代の名選手としては、立浪和義、井口資仁、菊池涼介などがいます。
最も打球が飛んでくる回数が多いポジションで、守備の花形ともいえます。どのようなボールにも対応できる反射神経と、全ての塁に確実に送球できる強肩が求められます。
このポジションの歴代の名選手としては、小坂誠、鳥谷敬、松井稼頭央などがいます。
強力な打球が飛んでくることが多く、反射神経が求められるポジションです。内野の中で最も一塁から遠く、強肩の選手が多くいます。
このポジションの歴代の名選手としては、長嶋茂雄、小笠原道大、松田宣浩などがいます。
右バッターのフライが良く飛んでくるポジションなので、フライの処理能力が必要です。プロではスラッガータイプの選手や、守備負担を減らすためにベテラン選手がよく就きます。
このポジションの歴代の名選手としては、松井秀喜、アレックス・ラミレス、吉田正尚などがいます。
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