カミネロ選手はわずか2シーズンしか在籍しなかったものの、巨人の守護神として通算40セーブを上げた外国人投手です。右肘の不調で2年目には結果が残せず巨人を自由契約となりましたが、現役を続けているのでしょうか。記事では、元巨人のカミネロ選手の現在を紹介します。
ドミニカ共和国は、多くの選手をメジャーリーグに送り込んでいるカリブ海の国です。レッドソックスのオルティス、ラミレス、ペドロ・マルチネス、2002年のホームランキングのサミー・ソーサなど、ドミニカ共和国出身のメジャーリーガーが大勢います。
カミネロ選手も、ドミニカ共和国出身の元メジャーリーガーです。マイアミ・マーリンズ、ピッツバーグ・パイレーツ、シアトル・マリナーズと活躍の場を移し続け、2016年に移籍したのが日本の読売ジャイアンツでした。
最速162km/hの速球と、平均140km/hを超えるスライダーとスプリッターを決め球に、相手打者を打ち取る姿は今でも、巨人ファンの脳裏に焼き付いています。
巨人の絶対的守護神として通算40セーブを上げましたが、2018年11月16日に戦力外通告を受けて巨人を退団しました。
巨人の守護神として活躍したドミニカ共和国の選手、カミネロ選手のプロフィールを紹介します。
本名 | アルキメデス・エウクリーデズ・カミネロ・オルドニェス |
愛称 | キャミー |
生年月日 | 1987年6月16日 |
現在年齢 | 35歳 |
出身地 | ドミニカ共和国 サントドミンゴ |
血液型 | ??? |
身長 | 193cm |
体重 | 111kg |
所属球団 | マイアミ・マーリンズ(2013年~2014年) ピッツバーグ・パイレーツ(2015年~2016年) シアトル・マリナーズ(2016年) 読売ジャイアンツ(2017年~2018年) メキシコシティ・レッドデビルズ(2019年~2021年) |
主な成績 | 登板 77試合、4勝6敗、セーブ40、防御率3.18、勝率.400、奪三振84 |
カミネロ選手は巨人を自由契約になった後、メジャーリーグのニューヨーク・メッツとマイナー契約を結びますが、メジャーに復帰することはできず、2019年7月15日に契約解除となりました。
その後、メキシコリーグのメキシコシティ・レッドデビルズと契約し、2021年シーズンまで在籍しますが、2022年2月11日に現役引退を発表しています。
剛速球で打者をねじ伏せ、巨人の勝利に何度も貢献したカミネロ選手が、日本のプロ野球(NPB)とメジャーリーグ(MLB)で残した成績をみていきましょう。
NPBでは2年間プレイしましたが、所属していた球団は巨人のみです。巨人時代は先発経験はなく、主にクローザーつまり試合を締めくくる守護神として活躍しました。2017年シーズンには29セーブを上げています。
さらに同シーズンの6月14日に行われた福岡ソフトバンクホークスとの交流試合で、山口俊選手、スコット・マシソン選手のあと、クローザーとして登板し試合を決め、継投でのノーヒットノーランを達成しました。
カミネロ選手はマイアミ・マーリンズ、ピッツバーグ・パイレーツ、シアトル・マリナーズの3球団を渡り歩き、岩隈久志選手と青木宣親選手のチームメイトになったこともあります。
メジャーリーグの通算成績は、149試合(155回)に登板し、7勝5敗1セーブ、143奪三振、防御率3.83でした。
カミネロ選手は2022年2月11日に現役引退を発表しましたが、引退後のカミネロ選手が何をして生活しているのかを紹介します。
現役を引退したカミネロ選手は母国のドミニカ共和国には戻らずアメリカにとどまり、現在はヒューストン・アストロズ傘下のマイナー球団で投手コーチをしながら、若手投手の育成をしているそうです。
巨人の守護神として活躍し、160km/hを超える速球で多くのピンチを切り抜けチームの勝利に貢献したカミネロ選手は2022年2月11日に引退し、現在はアストロズ傘下のチームで投手コーチをしています。
カミネロ選手の育てた若手選手がメジャーリーグで活躍する姿を楽しみにしましょう。