野球のピッチャーの役割や投げ方は?求められる能力やトレーニング方法も解説

野球の試合を決めるともいわれるピッチャーは、どのような役割のポジションなのでしょうか。この記事では、野球のピッチャーのサイドスローといった投げ方の種類や、投げる距離、ピッチャーに求められる能力とトレーニング方法を解説します。

目次

  1. 1野球のピッチャーとは?
  2. ピッチャーの役割について
  3. ピッチャーが投げる距離
  4. ピッチャーの投げ方の種類
  5. 2ピッチャーに求められる能力とトレーニング方法
  6. ストライクを確実に決めるコントロール
  7. 肩の強さ
  8. 下半身の粘り強さ

野球のピッチャーとは?

野球の9つある守備のポジションの中で、最も目立って花形なのがピッチャーです。野球のピッチャーとはどのような役割のあるポジションなのでしょうか。

この記事では、野球のピッチャーの役割や求められる能力について解説します。

ピッチャーの役割について

野球のピッチャーの役割とは、内野のほぼ中央にあるマウンドからバッターに向かってボールを投げることです

野球では、ピッチャーが投げたボールをバッターが打つことで得点が入ります。そのため、ピッチャーの大きな役割としては、バッターに打たれないボールを投げることです。

野球の試合を左右するのは半分以上がピッチャーの能力によるともいわれています。ピッチャーが打たれなければ試合に負けることはないので、最も責任重大な役割を追うポジションといえるでしょう。

ピッチャーが投げる距離

ピッチャーが投げるのはどのくらいの距離なのでしょうか。ピッチャーとキャッチャーの間の距離はルールで決まっており、年代によって距離が異なります。

中学生、高校生、大学生、社会人、プロは、ピッチャーからキャッチャーまでの距離は18.44mです

小学生はまだ体力がなくてこの距離を投げるのが難しいので、リトルリーグでは14.02m、少年野球では16mとなっています。

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ピッチャーの投げ方の種類

ピッチャーの投げ方には、サイドスローやアンダースローなど4つの種類があります。それぞれの投げ方にどのような特徴があるのかみていきましょう。

オーバースロー

オーバースローとは、腕を肩よりも上に上げて振り下ろして投げる投げ方です。

最も球速が出やすい投げ方ですが、体への負担が大きいことから、近年はプロ野球ではあまり見かけません。高校時代の前田健太投手の投げ方がオーバースローです。

サイドスロー

サイドスローとは、ボールを投げる時の腕の角度が地面に対してほぼ水平になるように、体の真横に腕を伸ばして投げる投げ方です。

遠心力を使って投げるので、腕の長いピッチャーに向いています。また、肩への負担も小さいのが特徴です。

バッターからはリリースポイントが見えにくくタイミングが取りづらい上に、必ず横回転がかかるので、打ちにくい投げ方です。

ただし、球速が出にくく、腰やひじへの負担も大きいというデメリットもあります。

スリークォーター

スリークォーターとは、オーバースローとサイドスローの中間の角度、腕を45度くらいに上げて投げ下ろす投げ方を指します。現在では、オーバースローに見えるピッチャーのほとんどがスリークォーターです。

体への負担が最も小さいうえ、体全体のバランスを使うので投げやすく、変化球もいろいろと使えます。ただし、現在はスリークォーターのピッチャーが多いので、バッターが慣れているというデメリットがあります。

アンダースロー

アンダースローは、サイドスローよりも下の角度から投げる投げ方です。股関節や肩、ひじが柔らかいピッチャーに向いています。

バッターにとってはボールの軌道が読みにくいために打たれにくい投げ方です。一方、クイックモーションが苦手で、ランナーがいると盗塁されやすく、また、球速も出にくいというデメリットがあります。

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ピッチャーに求められる能力とトレーニング方法

野球で一番の花形のポジションなので、ピッチャーとして活躍したいという人は多いでしょう。ピッチャーに求められる能力とトレーニング方法を解説します。

ストライクを確実に決めるコントロール

ピッチャーには、ストライクゾーンに確実にボールを投げることができる正確なコントロールが必要です

コントロールを身につけるためには、シャドウピッチングを繰り返したり、ボールを離す時のリリースポイントを良くするなどのトレーニングを行うといいでしょう。

肩の強さ

どれだけコントロールが良くても、遅くて弱いボールでは簡単に打たれてしまいます。ピッチャーには速くて強いボールを投げられる方の強さも必要です

ピッチャーの球速を上げるためには、体全体の筋力と瞬発力が必要となります。肩甲骨周りや下半身を中心に鍛えるトレーニングと、全身の瞬発力を鍛えるトレーニングをバランスよく行いましょう。

下半身の粘り強さ

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この記事のライター
元吉 馨
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