【野球】防御率とは？計算方法や自責点・プロ野球での目安についても解説

野球には防御率というものがありますが、どのようなことを表しているのでしょうか。この記事では、野球の防御率について解説していきます。

野球の防御率とは、投手が試合中でどれくらい点を抑えることができたのかが分かる数値です。

野球の防御率とは、投手が9イニング/1試合を投げた場合に、何点に抑えることができたかを示す指標です

例えば、防御率が1.00の場合は、投手が1試合投げた際に1点で抑えられたことになり、防御率が5.00の場合は、投手が1試合投げた際に5点で抑えられたことになります。

よって、野球の防御率とは低いほうが良い数値であるといえ、野球の防御率からその投手の能力や成績を測る目安とすることが可能です。

野球の防御率とは、投手が9イニング/1試合を投げた場合に、何点に抑えることができたかを示す指標ですが、計算方法はどのようになっているのでしょうか。ここでは、野球の防御率の計算方法について解説していきます。

野球の防御率の計算方法は「自責点×9÷投球回数」です。この計算方法によって、投手が9イニング/1試合を投げた場合に何点に抑えることができたかを求められます。

では、自責点とはどのような意味があるのでしょうか。自責点とは、投手が責任を負う失点のことです。例えば、内野手がエラーして失点した場合は自責点は0となりますが、安打・犠飛・犠打・四死球などによって失点した場合は自責点となります。
 

野球の防御率の計算方法は、自責点×9÷投球回数になっていました。しかし、現在は「防御率＝(自責点×9 ×3)÷(投球回×3)」の計算方法に変更されています。これは、より細かく防御率を求めることができるためです。

防御率の計算方法は「防御率＝(自責点×9 ×3)÷(投球回×3)」ですが、3と9にはどのような意味があるのでしょうか。

野球は、1試合9回になっており、1回あたりアウトは3です。つまり、1試合あたりのアウトの数を求める場合は9×3で計算します。

また、自責点に1試合あたりのアウトの27をかければ1試合分の自責点、投球回に3を掛けることでアウトの合計が分かります。

よって、1試合分の自責点をアウトの合計で割ることで、自責点の平均値(防御率)が求めることが可能です。

例えば、9回2失点の場合は、(2×9×3)÷(9×3)という計算方法になり、防御率は2.00となります。ただし、6回2アウトの状態で途中降板した場合、投球回は5 2/3します。

これは、3アウトのうち2アウトとったため、2/3ということです。このように、途中降板した場合は分数で表すようになっています。

プロ野球での防御率は、どれくらいの数値がいいとされているのでしょうか。プロ野球での目安は、2点台から3点台前半までが防御率が良い投手であるといわれています。

日本のプロ野球のタイトルには、最優秀防御率があります。最優秀防御率とは、規定投球回数に達成した投手の中で、防御率が最も低い優秀な選手に与えられるタイトルです。ここでは、歴代の最優秀防御率達成者を紹介していきます。

 

野球の防御率とは、投手が9イニング/1試合を投げた場合に、何点に抑えることができたかを示す指標です。防御率は(自責点×9×3)÷(投球回×3)で計算できるので、気になる投手がいたら調べてみるのも面白いかもしれません。