WBCワールド・ベースボール・クラシックが2023年3月に開催されますが、優勝した場合はいくら賞金がもらえるのでしょうか。この記事では、WBCの賞金がいくらになるのかを予想していきます。そのほか、トロフィーはどのようなものなのかみていきましょう。も
2023年3月8日、野球のトップレベルの世界大会であるWBCワールド・ベースボール・クラシックが開幕します。
WBCでは出場国に対して賞金は出るのでしょうか。また、優勝賞金はいくらになるのでしょうか。この記事では、WBCの賞金についてみていきましょう。
WBCでは参加国に対して賞金が分配されます。現時点では、2023年のWBCでの賞金額は公表されていないので、過去のWBCではいくらだったのかを詳しくみていきましょう。
2006年に始まったWBCでは、大会を開催して利益が出た場合に利益を参加国で分配することになっています。
WBCの賞金は、基本的に出場国から得られたスポンサー料、放映権料、ロイヤルティーなどの収益を大会運営会社が一括して徴収して、利益が出た場合は47%が賞金、53%が運営にかかわる組織に分配される仕組みです。
出場チームに賞金として分配される割合は順位によって次のように決まっています。
優勝:10%
2位:7%
ベスト4:5%
ベスト8:3%
ベスト16:1%
この割合で賞金が分配された場合、2017年の賞金は下表のようになります。2017年の収益は未公表ですが、推定1億1,000万ドルといわれています。
順位 | 分配割合 | 金額(US$) |
優勝 | 10% | 1,100万ドル |
2位 | 7% | 770万ドル |
ベスト4 | 5% | 550万ドル |
ベスト8 | 3% | 330万ドル |
ベスト16 | 1% | 110万ドル |
2017年は日本は準決勝で敗退してベスト4入りでしたので、550万ドルの賞金が分配されました。当時のレートは1ドル約110円だったので、約6億500万円の賞金が侍ジャパンへ分配されたと考えられます。
では、2023WBC優勝賞金はいくらになるのでしょうか。WBCの賞金は、スポンサー料や放映権料など得られた収入から運営にかかる費用を差し引いて、利益が出たら分配されることになっています。
そのため、大会が終わってみないと正確な収入と支出がわからないので、予想するのが難しい部分も多いです。
2023WBCは、アメリカ代表チームにマイク・トラウト選手やクレイトン・カーショー投手など、スター選手が多数出場します。
日本代表の侍ジャパンも、大谷翔平選手やダルビッシュ有投手といったMLBでトップレベルで活躍している選手が出場予定です。
MLBに多数の選手を送り込んでいるドミニカ共和国も、MLB選手を取り揃えた豪華なラインナップとなっています。
前回の2017年よりもMLB選手の出場が多い2023WBCは、世界中の野球ファンからの注目が集まり、スポンサー収入も高額になると考えられるので、前回を上回る賞金総額となることは間違いないでしょう。
WBCは優勝すると優勝チームにはトロフィー、出場メンバーにはメダルが授与されます。優勝トロフィーはどのようなものなのかもみておきましょう。
WBCの優勝トロフィーは、ティファニーの職人が200時間かけて製作した純銀製で、高さ約63.5cm、重さ13.6kgです。
トロフィーの真ん中に野球のボールがあしらわれており、そこから世界に広がる野球をイメージしたデザインとなっています。
日本の侍ジャパンは、2006年と2009年の優勝時にトロフィーを授与されました。
サッカーのワールドカップなど、ほかのスポーツでは優勝トロフィーは大会が始まる前に返還されて、前回の優勝国にはレプリカが授与されます。では、WBCの優勝トロフィーも大会ごとに返還されるのでしょうか。
2006年に日本が優勝したときのトロフィーは返還して、レプリカが授与されています。ほかのスポーツと同じように、本物のトロフィーには歴代の優勝国名を刻み、次の優勝国へ授与される予定だったようです。
しかし、大会が始まった当初からのトロフィーはすでに使われていないという話もあります。日本に現在ある2つの優勝トロフィーはレプリカのようですが、現在はどのようになっているのかは不明です。
2023年のWBCはMLBのトップ選手が各国代表として多数参戦するということで注目が集まっています。
スポンサー収入もかなり高額になりそうなので、優勝賞金がいくらになるのか、どこの国が優勝賞金を得ることになるのか、楽しみにしながら開幕を待ちましょう。