オリックス・バファローズの山本由伸投手が使用しているグローブが、最近アイピーセレクトからナイキに変わりました。どのような理由で山本由伸投手はグローブを変えたのでしょうか。この記事では、山本由伸投手のグラブへのこだわりなどを紹介します
オリックス・バファローズの山本由伸投手は、2022年シーズンにはノーヒットノーランを達成するなどリーグ優勝の立役者となりました。山本由伸投手は、グローブへ強いこだわりがあることで有名です。
この記事では、山本由伸投手が使っているグラブのメーカー、最近になってグラブを変更した理由についてみていきましょう。
山本由伸投手は、以前はアイピーセレクトというグローブを使っていました。アイピーセレクトは、大阪府堺市のプロスペクト株式会社というメーカーが販売しているグローブです。この会社は、野球選手の潜在能力を引き出すためのグローブやミットを制作しています。
山本由伸投手が使っていたのは、アイピーセレクトのアルモニーアシリーズという投手用でした。アルモニーアシリーズは、手の形をよく考えて作られていることを特徴とするラインナップです。
一般的なグローブは甲の部分で人差し指が出るかたちが多いですが、この投手用グラブは人差し指までしっかりとカバーされています。また、グローブの内部に手を入れる部分も少し特殊な形状であることが特徴です。
アイピーセレクトの投手用は、投球動作の際の体重移動や体を開く時に、グラブが邪魔をしないように考えて作られています。
山本由伸投手の今までの好投は、投手の動作をよく研究し尽くしたアイピーセレクトのグローブがあってこそだといってもいいでしょう。
2017年にプロ入りしてから、ずっとアイピーセレクトのグローブを使い続けていた山本由伸投手ですが、2021年のシーズン途中からナイキのグラブを使う姿がよく見られるようになりました。
アイピーセレクトのグローブを使うこともありますが、2021年から2022年シーズンにかけてはナイキのグローブを使うほうが多かったようです。
山本由伸投手がアイピーセレクトのグローブに大きなこだわりを持っていたことをよく知るファンからは、ナイキのグローブに変更したことに戸惑う声も上がっています。
では、山本由伸投手がナイキのグローブに変更した理由はどういったものなのでしょうか。
結論から言うと、山本由伸投手がナイキのグラブに変更した理由はよくわかっていません。ですが、山本由伸投手がメジャー行きを意識しているのではという意見もあるようです。
ナイキは日本でのグローブやバットなどの野球用品販売から2014年頃に撤退しており、ゴルフクラブなどのスポーツ用品からも撤退しました。
現在は、日本ではウェアやスニーカーなどのファッション用品を主に展開しています。ナイキが日本の野球用品市場から撤退した理由は、日本には細かいこだわりを持つ小さなメーカーが多い上に、今後少子化で市場規模が縮小していくためだそうです。
現在、Amazonや楽天ではナイキのグラブやバットが買えますが、スポーツ用品店では販売されていません。
そのようなこともあり、山本由伸投手が現在日本で広く販売されていないナイキのグラブに変更したのは、将来的なメジャー行きを意識しているためではないかといわれています。
ナイキの野球用具は日本市場からは撤退しましたが、アメリカでは主要メーカーの一つです。もしアメリカに行ったら、アメリカのメーカーと提携したほうがいいのはいうまでもありません。
いずれ、メジャーへ挑戦する可能性が高いといわれている山本由伸投手なので、今からナイキのグラブに手を慣らしているのかもしれません。
山本由伸投手が国内の小さなメーカーのグローブから、アメリカの大手メーカーであるナイキのグローブに変更したことは、やはりメジャーへの挑戦が近いことを意味しているのかもしれません。
あと何年、日本で山本由伸投手の活躍が見られるかわかりませんが、グローブの変化で今後の動向も占える可能性もあります。ぜひ、山本由伸投手の登板のときには、手元のグローブのメーカーにも注目してみましょう。