横浜DeNAの試合ではホームランの後、牧選手などがよくデスターシャをします。デスターシャとはどのような意味があるのでしょうか。この記事では、デスターシャということばの意味と元々の由来、なぜ横浜DeNAの選手がデスターシャをするようになったのか解説します。
横浜DeNAの試合では、牧選手などがデスターシャと呼ばれるパフォーマンスをよく行います。一体、デスターシャとはどのような意味のもので、なぜデスターシャをするようになったのでしょうか。
この記事では、横浜DeNAの試合でよくみられるデスターシャの意味や由来について詳しくみていきましょう。
デスターシャとは、横浜DeNAの選手がホームランを打った後で行うことが多いパフォーマンスです。
ホームラン打った選手がベースを回ってベンチへ帰ってきた時に、出迎えるほかの選手と一緒に、手をヒラヒラさせてから「デスターシャ」と叫びながら、こぶしを握った腕を胸の前に構えるポーズを取ります。このパフォーマンスが「デスターシャ」です。
こちらの動画に横浜DeNAの選手がデスターシャをする様子がまとめられているのでご覧ください。
デスターシャは、横浜DeNAの選手たちがホームランを打った喜びを表すためのパフォーマンスです。
ところで、「デスターシャ」という言葉はどのような意味なのでしょうか。次はデスターシャの由来と意味についてみてきましょう。
「デスターシャ」という言葉と、胸の前でこぶしを握った腕を構えるポーズの由来は、ゲーム配信を行っているサワヤンゲームズというYouTubeチャンネルです。
サワヤンゲームスでは、ウクライナ出身のサワヤン兄弟がゲーム配信をしています。いつも動画冒頭のあいさつで、こぶしを握った腕を胸の前に構えて「デスターシャ」と叫びます。
横浜DeNAのデスターシャは、このサワヤンゲームスのあいさつを真似したものです。
どうして、横浜DeNAの選手たちは、サワヤンゲームスのデスターシャを真似するようになったのでしょうか。
横浜DeNAには、牧選手をはじめゲーム好きな選手がたくさんいます。特に、マリオカート軍団と呼ばれる牧選手、佐野選手、桑原選手、知野選手、山本選手は、時間があると集まってマリオカートなどのゲームを楽しんでいるそうです。
牧選手たちマリオカート軍団は自分たちでゲームをするだけでなく、ゲーム配信を見て楽しむこともしていたのでしょう。
サワヤンゲームズの「デスターシャ」を知ったマリオカート軍団の選手たちが、ホームランの後でデスターシャをやるようになり、それがほかの横浜DeNAの選手たちにも広がっていきました。
「デスターシャ」という言葉にはどのような意味があるのでしょうか。サワヤンゲームズのサワヤン兄弟はウクライナ出身で、ウクライナ語とロシア語を話せます。
そのため、ロシア語かウクライナ語に「デスターシャ」という言葉があるのか、と考える人もいるのではないでしょうか。
ロシア語では「デスター」が「リスナー」という意味で、YouTubeチャンネルのリスナーたちに呼びかける「デスター」に「シャ」という掛け声を加えた造語が「デスターシャ」のようです。
つまり「デスターシャ」そのものがロシア語というわけではなく、サワヤン兄弟が作った言葉ということです。
横浜DeNAの試合では、たびたびデスターシャが炎上することがあります。どうしてデスターシャが炎上してしまうのでしょうか。
デスターシャが炎上するときは、大差で負けているようなときです。大差で負けていて、ソロホームランを1本か2本、さらに満塁ホームランを打ったとしても追いつける見込がないような時があります。
そのような時に、ホームランを打った選手たちがデスターシャをしていると、不快に感じる人もいるようです。
しかし、負けている試合でも最後まで諦めずにチームの士気を高めるために必要だという意見もあります。どんなに点差が開いても、試合が終わるまでは諦めないという姿勢も大切でしょう。
横浜DeNAの試合でよく見られるデスターシャは、ホームランを打った後に喜びを表すパフォーマンスです。
見慣れない人からすれば少しふざけた感じに思うかもしれませんが、選手たちの気合の入ったデスターシャで雰囲気が盛り上がるのも確かです。
これからも、たくさん横浜DeNAの試合でデスターシャが見られるように、ファンは応援しましょう。