クライマックスシリーズ(CS)とは?ルールや仕組みを解説【プロ野球】
プロ野球の試合にはクライマックスシリーズがありますが、CSという略称で聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。この記事では、プロ野球のクライマックスシリーズとはなにかや、ルールや仕組みについて詳しく解説していきます。
クライマックスシリーズ(CS)とは
プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)とは、セ・リーグとパ・リーグの上位3チームが日本シリーズの出場をかけて行う試合です。
また、日本シリーズはプロ野球の日本一を決定する試合であり、クライマックスシリーズ(CS)で優勝したセ・リーグとパ・リーグの2つのチームが試合をしてその年の日本一が決まります。
そのため、クライマックスシリーズ(CS)は日本シリーズへ出場するための重要なトーナメントです。
クライマックスシリーズ(CS)のルールと仕組み
クライマックスシリーズ(CS)のルールと仕組みについて解説していきます。
クライマックスシリーズ(CS)の仕組み
プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)とは、日本シリーズの出場をかけてセ・リーグとパ・リーグの上位3チームで行われる試合です。
クライマックスシリーズ(CS)は、ファーストステージとファイナルステージの2つに分かれています。ここでは、クライマックスシリーズ(CS)のファーストステージとファイナルステージについてみていきましょう。
ファーストステージ
クライマックスシリーズ(CS)のファーストステージとは、セ・リーグとパ・リーグのそれぞれ2位と3位のチームが3回試合をします。
そして、先に試合を2勝した各リーグのチームだけが、最後のファイナルステージへ出場することができ、試合は2位のチームの本拠地で行われます。
ファイナルステージ
クライマックスシリーズ(CS)のファイナルステージとは、セ・リーグとパ・リーグのそれぞれ1位のチームとファーストステージで2勝したチームが6回試合をします。そして、先に試合を4勝した各リーグのチームが日本シリーズへ出場することができます。
また、ファーストステージで1位になったチームには、1勝のアドバンテージが与えられ、そのアドバンテージの1勝を含めて先に試合に4勝すれば、日本シリーズへ出場することができます。
クライマックスシリーズ(CS)のルール
クライマックスシリーズ(CS)のルールについて解説していきます。
基本のルール
クライマックスシリーズ(CS)の基本的なルールは、8月31日の時点において選手は球団から支配下選手登録されていることが出場条件です。また、クライマックスシリーズ(CS)が開催されてる時点においても球団から支配下選手登録されていないと選手は出場することができません。
そして、出場選手登録された29人の選手の中から、25人のベンチ入り選手だけが出場することができます。ここで、登録を抹消された選手は10日間出場選手登録の再登録はできません。
延長と勝ち抜け/引き分けに関するルール
クライマックスシリーズ(CS)の延長と勝ち抜け/引き分けに関するルールは、延長戦はセ・リーグ、パ・リーグともに12回まで行います。そして、12回の試合が終了し同点だった場合は引き分けとなります。
予告先発制度
クライマックスシリーズ(CS)のルールには、予告先発制度があります。予告先発制度は、2007年からパ・リーグのみに導入された制度でしたが、2018年からはセ・リーグにも導入されました。
そして、この予告先発制度は先発投手を発表する制度になっており、セ・リーグとパ・リーグで発表のタイミングが異なります。
セ・リーグの先発投手の発表は、レギュラーシーズンと同じく当日の試合が開始されるまでに行います。
それに対して、パ・リーグの先発投手の発表は当日の試合終了後です。これは翌日に試合が行われる場合のみとなっており、つまり当日の試合の勝敗によって翌日の先発投手を決定できるということになります。
このように、セ・リーグとパ・リーグでは戦略的な面から先発投手の発表のタイミングに違いがあります。
まとめ
クライマックスシリーズは日本一が決まるというだけあって楽しみにしているファンも多いのではないでしょうか。予告先発される投手は誰なのかを予想しながら見ると、さらにクライマックスシリーズが楽しめるかもしれません。