松井秀喜のメジャーリーグ個人成績は?ホームラン(本塁打)記録などを調査!
松井秀喜さんは、東京読売ジャイアンツとニューヨーク・ヤンキースの主軸として活躍した平成の大打者です。日米での成績を見ればいかに、松井秀喜さんが偉大な選手であったかが分かります。日米を代表するホームランバッター松井秀喜さんが残した輝かし成績を紹介します。
目次
松井秀喜ってどんな人?
プロ野球史上国民栄誉賞を授与した選手はわずか4人しかいません。王貞治さん(1977年9月5日)、衣笠祥雄さん(1987年6月22日)、長嶋茂雄さん(2013年5月5日)、そしてこの記事で紹介する松井秀喜さん(2013年5月5日)の4人です。
日米通算2000本安打、500本塁打、日本人初のワールドシリーズMVPなど、松井秀喜さんは国民栄誉賞を受賞するのにふさわしいといえるでしょう。
松井秀喜さんはプロ野球選手として残した輝かしい成績だけでなく、一人の人間としても素晴らしく、グラウンドの外でも若手選手のよき模範であり、球界きっての人格者と呼ばれています。
日本の誇りともいえる松井秀喜さんの現役時代の偉大な成績を振り返りましょう。
これまでの経歴
松井秀喜さんは星陵高校時代から飛距離のあるホームランバッターとして有名で、夏の甲子園大会で明徳義塾高校の投手から、5回連続敬遠をされるほど恐れられた選手でした。高校通算60本塁打、通算打率.450と高校生離れした成績を残しています。
1992年のプロ野球ドラフト会議では4球団が1位指名をし、抽選で交渉権を獲得した東京読売ジャイアンツに入団します。松井秀樹さんのバッティングは、巨人入団当初から抜きんでていました。
入団初年度の宮崎キャンプでは、左打者にとって逆風となる海からの風に、駒田徳広さんや吉村禎章さんといった巨人の4番を担った大打者が苦しみ、柵越えはできませんでした。
しかし、松井秀喜さんは通常のバットよりも重いマスコットバットで軽々柵越えをしたというエピソードが残っています。では、松井秀喜さんが現役時代に所属した球団と、獲得したタイトルをみていきましょう。
所属球団 | 通算成績 | タイトル |
東京読売ジャイアンツ(1993年~2002年) | 通算1268試合、4572打数1390安打、打率.304、本塁打332、打点889 | 首位打者(1回) 本塁打王(3回) 打点王(3回) 最高出塁率(3回) 最終優秀選手(3回) ベストナイン(8回) ゴールデングラブ賞(3回) 野球殿堂競技者表彰 正力松太郎賞(1回) 月間MVP(7回) オールスターゲームMVP(3回) 日本シリーズMVP(1回) |
ニューヨーク・ヤンキース(2003年~2009年) ロサンゼルス・エンゼルス(2010年) オークランド・アスレチックス(2011年) タンパベイ・レイズ (2012年) |
通算1236試合、9014打数1253安打、打率.282、本塁打175、打点760 | ワールドシリーズMVP(1回) 月間MVP(1回) 週間MVP(4回) 月間新人MVP(1回) インターリーグ首位打者(1回) クラッチパフォーマー賞(1回) Baseball Digestルーキーオールスターチーム |
松井秀喜のMLBメジャーリーグ個人成績がスゴイ!
松井秀喜さんは、日本のNPB時代にも数々のタイトルと輝かしい記録を残していますが、MLBでも大リーガー達をうならせる素晴らしい記録をうちたてました。MLB時代の松井秀喜さんの活躍を紹介します。
ホームラン(本塁打)記録は31本!
松井秀喜さんがMLB時代最も輝きを見せたのは、ニューヨーク・ヤンキースの入団2年目の2004年です。
前年度は期待通りの活躍ができず苦しんだため、MLBで活躍するためにオフに筋肉強化をしました。さらにホームランを量産するために、打席でのスタンスを広めに取るように調整します。
その結果レフト方向へのホームランを多く打てるようになり、シーズンを通して安定した活躍ができ、終わってみればMLBでの自己最高となる31本のホームランを打つことができました。
ワールドシリーズMVPに輝く
2004年以上に松井秀喜さんが輝きをみせたのは、2009年に所属するニューヨーク・ヤンキースがフィラデルフィア・フィリーズと対戦したワールドシリーズでの活躍です。
2試合連続となるホームランや、ヤンキース3勝2敗でむかえた最終戦では1試合6打点の大活躍で、MLB史上で日本人初のワールドシリーズMVPに輝きました。
松井秀喜のメジャー時代の評価は?
松井秀喜さんは日本シリーズとワールドシリーズでMVPに輝いた唯一の選手です。特に2009年のワールドシリーズでの活躍は素晴らしく、13打数8安打3本塁打8打点、打率.615という大舞台での勝負強さをみせつけました。
2009年はニューヨーク・ヤンキースとの契約最終年で、FAとなった松井秀喜さんとニューヨーク・ヤンキースは再契約すると誰もが思っていましたが、結局ヤンキースは再契約に応じませんでした。
理由は、ヤンキースのオーナーであるスタインブレナーが松井秀喜さんを低く評価していたこと、さらにDHとしてグランダーソン、ニック・ジョンソン、ポサダ、Aロッド、テシエラなどがおり、DHとして松井秀喜さんが入り込める余地がなかったからです。
しかし多くのファンは今でも、ニューヨーク・ヤンキースが松井秀喜さんと再契約を結ばなかったのは大きな過ちであったと考えているようです。
松井秀喜はメジャー史にも残る成績をおさめた
NPB時代とMLB時代に残した素晴ら成績は、松井秀喜さんが偉大な野球選手であったことを物語っています。メジャー在籍10年間で175本のホームランを打ち、これは現在まで日本人最多本塁打記録です。
日米で築いた成績は、松井秀喜さんが平成の大打者であったことの証拠です。