メジャーリーグ・エンゼルスで活躍している大谷翔平選手ですが、2022年の年俸は日本円で6.2億円です。投打二刀流でトップクラスの成績であることを考えると、安すぎるかもしれません。記事では、大谷翔平選手の2022年年俸が日本円で6.2億円である理由を解説します。
現在、メジャーリーグのエンゼルスで大活躍中の大谷翔平選手は、日本のメディアでも連日取り上げられています。まずは、大谷翔平選手のプロフィールをみていきましょう。
生年月日 | 1994年7月5日 |
身長 | 193cm |
体重 | 102kg |
血液型 | B型 |
出身地 | 岩手県水沢市(現奥州市) |
ポジション | 投手・指名打者 |
経歴 | 小学3年生で水沢リトル入団 中学生で一関リトルシニアで全国大会出場 花巻東高校野球部 2012年ドラフト会議で日本ハムから1位指名 2013年日本ハムファイターズ入団 2018年ポスティングシステムによりエンゼルスへ移籍 |
大谷翔平選手は、投手と打者の二刀流で、日本のファンだけでなくメジャーリーグの本場アメリカでも大きな注目を集めています。
2022年現在、大谷翔平選手の年俸が安すぎるのではないかという声もありますが、実際のところはどうなのでしょうか。ここでは、大谷翔平選手の年俸について詳しくみていきましょう。
大谷翔平選手の2022年年俸はアメリカドルで550万ドル、日本円にすると約6億2,700万円です。高額な年俸にも思えますが、メジャーリーグのなかでは決して高いほうではありません。
2022年のメジャーリーグ最高年俸は、メッツに在籍しているシャーザー選手の約53億円です。昨年のア・リーグMVP獲得の実績から考えると、シャーザー選手の1/8に満たない大谷翔平選手の年俸は低く抑えられているといえるでしょう。
日本だけでなく、アメリカでも大谷翔平選手の年俸は実績に比べて低すぎるのではないかと議論になっています。
アメリカのスポーツメディアCBSスポーツが挙げた、MLBで実績に比べて年俸が低すぎる選手の第2位は大谷翔平選手です。
年俸は事前契約で決められるものなので致し方ない面もありますが、やはり実力と比べるとアメリカの人でも大谷翔平の年俸は安く抑えられていると感じているようです。
大谷翔平選手の年俸が、実力と比べて安く抑えられているのは、契約や労使協定の制限があるためです。それぞれどのようなことなのか、エンゼルスの契約や労使協定の制限について解説します。
大谷翔平選手の年俸が実績に比べて安く抑えられている理由の一つは、メジャーリーグで定められている海外FA選手の年俸に関するルールがあるためです。
メジャーリーグでは、労使協定でFAで海外からの移籍選手が25歳未満の場合、契約金と年俸と合わせて500万ドル程度までしか使えない決まりとなっています。
大谷翔平選手がメジャーリーグへ移籍したのは23歳だったので、年俸にメジャーリーグの上限が定められた状態でしか契約できませんでした。
現在の大谷翔平選手は27歳でこのルールの適用は受けませんが、エンゼルスと2020年のオフに2年契約を結んでいます。
2018年にエンゼルスに移籍してから、トミー・ジョン手術による長期の離脱や打者としてのみの出場などの時期があり、契約を結んだ時点で大型契約の対象ではありませんでした。
そのため、2021年のMVP獲得の大活躍の後でも、2022年年俸は2020年オフの契約のままとなっています。
エンゼルスとの契約が終了するのは2022年オフです。その後、エンゼルスと再契約するのか、他球団へ移籍するのか、その動向は大きく注目されています。
エンゼルス残留でも、他の球団への移籍でも、年俸は大きく跳ね上がることは間違いないでしょう。
大谷翔平選手の2022年年俸は、実績と比べ安すぎるとも感じますが、メジャーリーグの労使協定で高額年俸がもらえないことを理解したうえで、大谷翔平選手は1年でも早く移籍したいという気持ちから23歳でのポスティング移籍を決断しました。
また、2021年に投打の二刀流として大爆発するまで、エンゼルスは3年間、二刀流としての結果が出ない大谷翔平選手を待ってくれていたという事情もあります。
2021年から2022年にかけての年俸としては安いでしょうが、今後はメジャーリーグでもトップクラスの年俸を獲得していくでしょう。今後も大谷翔平選手の活躍から目が離せません。