かつて、日本代表として2度のW杯出場を経験した香川真司選手は日本でも屈指のスター選手です。現在は古巣のセレッソ大阪でプレーする香川真司選手ですが、海外でプレーしていた時はどのくらいの年俸を貰っていたのか、本記事では香川真司選手の年俸について紹介します。
まずは2023年にプロデビューを飾ったセレッソ大阪に復帰した香川真司選手の現在の年俸について、年俸の推移が大きく変動したといわれる2020年の移籍と併せて、詳しく紹介します。
セレッソ大阪に復帰してから2年目を迎える2024年シーズンの年俸は、1億4000万円ほどだといわれています。
ちなみに復帰初年度である2023年シーズンは1億3000万円との報道があったので、昨シーズンより1000万円アップしたことになります。
現在35歳ですっかりベテラン選手となった香川真司選手は、頼れるキャプテンとしてチームを牽引しており、2023年シーズンはリーグ戦34試合に出場しました。
若い頃にセレッソ大阪で見せていたプレーとはまた一味違う、豊富な経験から裏打ちされたプレーで現在でも多くのファンを魅了し続けています。
全盛期と比較して香川真司選手の年俸の推移が大きく下がってしまったのは、スペイン2部のレアル・サラゴサへ移籍をしたことがきっかけでした。
当時の香川真司選手は2018年に開催されたロシアW杯でのパフォーマンスが評価されていたものの、所属クラブだったドルトムント(ドイツ)では思うような活躍ができず、苦しい時期が続いていました。
加えて、本人が兼ねてから熱望していたスペイン1部からのオファーは殆どなかったこと、他国のクラブと金銭面で話が破断したこともあり、移籍先探しはかなり難航します。その結果、香川真司選手はスペイン2部のレアル・サラゴサへ移籍を決断しました。
ただ、レアル・サラゴサはスペイン2部で財政的に豊かなクラブではなかったため、これまでのドルトムントやベジクタシュで貰っていたほどの年俸を払うことはできませんでした。
しかし、香川真司選手自身が希望していたスペインのクラブだったこともあり、最終的にはその条件を飲んで年俸7400万円の2年契約で契約しています。
これまでにドイツやイングランド、トルコやスペイン、ギリシャなどでもプレーしてきた香川真司選手の年俸最高額はいくらだったのか、当時の所属クラブと年俸を順番に紹介していきます。
香川真司選手のキャリアでピークだった時期は、間違いなくドイツのドルトムントに所属していた2010年頃でした。
ドルトムントに加入直後のデビュー戦から、香川真司選手は圧巻のプレーをみせます。リーグ後半戦は怪我で欠場しながらも、18試合出場8得点の活躍で一気に自身の価値をヨーロッパ中に証明してみせました。
自身のパフォーマンスだけではなく、当時の監督だったクロップが提唱する戦術と見事なまでに一致し、ドルトムントのリーグ優勝に大きく貢献しています。
翌シーズンも香川真司選手は圧倒的なプレーで結果を残しており、当時のドルトムントにかけがえのない選手として多くのファンに愛されていました。
ドルトムントに在籍していた2010年から2012年までの2シーズンで一気に選手価値を上げた香川真司選手は、その後イングランドの強豪・マンチェスターユナイテッドに移籍し、2年目には年俸も11億円まで上がりました。
移籍初年度は年俸が8億円でしたが、リーグ20試合出場6ゴールの結果を出してリーグ優勝にも貢献したのもあり、2年目は3億円がアップした11億円で契約更新をしています。
そしてマンチェスターユナイテッドの2年目に受け取っていた年俸が、香川真司選手のキャリアでの最高年俸となりました。
次は、2006年にセレッソ大阪でプロデビューして以降の年俸の推移を、所属クラブと共に紹介していきます。
2006年に当時18歳で加入したセレッソ大阪での年俸は380万円でした。
香川真司選手がセレッソ大阪に加入した時は新卒選手扱いだったため、規定により「C契約」と呼ばれる年俸480万円以下の契約しかできませんでした。
年俸480万円以上の契約が提携できる契約に移行するためには、公式戦で所定の出場時間を満たさなければなりません。ですが、香川真司選手はプロ一年目で一度も公式戦に出場していなかったので、実質2年目までは年俸380万円のC契約扱いでした。
しかし、2年目から公式戦でデビューを果たして主力としてスタメンに定着すると、2008年には「A契約」に移行して年俸が800万円に上がります。
そして、2009年には更にアップして2800万円、J1昇格を果たした2010年には7000万円まで跳ね上がりました。
なかでも、2009年シーズンはJ2で44試合27ゴールを記録する圧巻の活躍をみせています。その活躍ぶりから、日本代表の今後を担う存在として注目されていた選手の1人でした。
2010年シーズンからドイツのドルトムントへと移籍を果たしたことで一気にステップアップした香川真司選手は、以降の4年間でキャリアとして全盛期を迎えます。
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