プロ野球の警告試合とは?ルールや報復・乱闘になるとどうなるか解説!

野球では試合中に乱闘が起きた場合、審判の判断によりその試合が「警告試合」になることもあります。では、プロ野球の警告試合とはどのようなものなのでしょうか。この記事では、プロ野球の警告試合とはなにかやルールや報復・乱闘になるとどうなるか解説していきます。

目次

  1. 1プロ野球の警告試合とは?
  2. 警告試合とは何?
  3. 2警告試合のルール
  4. 警告試合を宣言する条件と流れ
  5. 警告試合が宣言された際のルール
  6. 報復・乱闘になるとどうなる?
  7. 3まとめ

プロ野球の警告試合とは?

野球の観戦をしている際に、乱闘が起きた場面を一度は見たことがあるのではないでしょうか。乱闘が起きた場合は、審判の判断によってその試合は「警告試合」になることがあります。

警告試合とは何?

プロ野球の警告試合とは一体どのようなものなのでしょうか。ここでは、プロ野球の警告試合について解説していきます。

乱闘などが起きたときに審判が宣言する試合のこと

プロ野球ではたびたび乱闘が起きますが、死球や対戦チームの選手の態度が悪いなど、乱闘が起きる原因はさまざまです。

しかし、乱闘が起きることで試合の継続ができないこともあります。「警告試合」とは、乱闘などが起きたときに審判が宣言する試合のことです。

報復行為を避けるために審判が警告を出す

乱闘が起きることによって試合を継続していくことが困難になるため、審判が判断して警告試合を宣言します。

警告試合を宣言する大きな目的は、報復行為を避けるためです。また、警告試合は乱闘を起こしたチームだけではなく両方のチームに宣言されます。

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警告試合のルール

プロ野球の警告試合にルールはあるのでしょうか。ここでは、警告試合のルールについてみていきましょう。

警告試合を宣言する条件と流れ

プロ野球の警告試合を宣言するのは、死球や対戦チームの選手の態度が悪いなどが理由に挙げられます。

では、警告試合を宣言する条件と流れはどのようになっているのでしょうか。それは、よく起きるのは投手が投げたボールが死球になってしまったケースです。

この場合、ボールが当たった打者が投手に詰め寄ることがあれば、両方のチームの選手がベンチから出てきて乱闘騒ぎに発展することもあるでしょう。このようなケースでは、審判は報復行為を避けるために警告試合を両方のチームに宣言します。

また、打者が塁に走ってきた時のスライディングの際に、相手チームの守備をしている選手にスパイクの刃を向けてしまったケースです。この場合、守備をしていた選手は怒ってスライディングした打者に詰め寄ります。

そうなると、両方のチームの選手がベンチから出てきて乱闘騒ぎに発展してしまいます。そのため、審判は報復行為を避けるために警告試合を両方のチームに宣言します。
 

警告試合が宣言された際のルール

警告試合が宣言された際のルールはどのようになっているのでしょうか。警告試合のルールについては、野球規則には明記されていません。警告試合を宣言できるのは、審判だけです。

そのため、警告試合のルールや宣言については審判の判断で決定されますが、警告試合はプロ野球の合意事項として認識されています。

報復に対して厳しく対処される

警告試合が宣言される後も、試合は中断せずに継続します。しかし、警告試合を宣言するのは報復行為を防ぐためです。よって、警告試合を宣言した後は報復に対して厳しく対処されます。

死球や危険な走塁や罵声/暴言/ヤジなどは報復とみなされる

報復行為に該当するのは、死球や危険な走塁、罵声・暴言・ヤジなどです。警告試合が宣言された後にそういった行為を行った場合は、報復とみなされて厳しく対処されます。

報復・乱闘になるとどうなる?

警告試合が宣言された後に、死球や危険な走塁、罵声・暴言・ヤジなどの報復行為を行った場合はどうなるのでしょうか。

それは、審判が死球や危険な走塁、罵声・暴言・ヤジなどによって報復行為であると判断した場合、実際に報復行為をした選手や監督が退場になります。

特に、警告試合を宣言された後の頭部への死球は、すぐに退場になることも多いです。また、頭部への死球ではなくても、警告試合を宣言されているため審判の判断によって報復行為とみなされて退場になる可能性はあります。

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まとめ

プロ野球の警告試合とは、報復行為を防ぐために宣言するものです。また、警告試合を宣言した後は報復に対して厳しく対処されます。選手を守るためであり報復行為はフェアプレーではないため、警告試合は必要なルールといえるものでしょう。

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leiyu

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