【簡単】野球の基本ルールやスコアの見方などを初心者にもわかりやすく解説!

WBCでの侍ジャパン優勝などで野球に興味がわいたものの、ルールが良くわからないという方もいるのではないでしょうか。この記事では、野球初心者の方のためにアウトが成立する条件や得点が入る条件など、野球のルールをわかりやすく解説します。

目次

  1. 1野球の基本的なルールについて
  2. 試合は9人対9人で行う
  3. 攻撃と守備を9回ずつ行う
  4. 試合の成立条件
  5. 攻撃側は点を取り守備側はアウトを取る
  6. 野球のグラウンドの広さには決まりがある
  7. ストライクゾーンの決まり方
  8. スコアボードの見方
  9. 2野球でアウトになる基準について
  10. 打者がアウトになる場合とは?
  11. 走者がアウトになる場合とは?
  12. 3その他のよく出てくる野球用語
  13. 盗塁
  14. 牽制
  15. 振り逃げ
  16. ボーク
  17. インフィールドフライ

野球の基本的なルールについて

WB2023での日本代表、侍ジャパンの優勝などで野球に興味を持つ方が増えているようです。しかし、経験がない方はルールがよくわからなくて、試合の流れが理解できないという方もいます。

そこで、この記事では野球のルールについて初心者でも理解しやすいように解説していきましょう。まずは、野球の基本的なルールについてみていきます。

試合は9人対9人で行う

まず、野球のチーム編成についてです。野球は2つのチームが試合を行うスポーツで、1チーム9人で編成します。9人の選手にはそれぞれ守備のポジションが割り当てられており、自分のチームが守備のときには、それぞれが自分のポジションを守ります

野球の守備の9つポジションは次のとおりです。
 

  • 投手(ピッチャー)
  • 捕手(キャッチャー)
  • 一塁手(ファースト)
  • 二塁手(セカンド)
  • 三塁手(サード)
  • 遊撃手(ショート)
  • 左翼手(レフト)
  • 中堅手(センター)
  • 右翼手(ライト)

試合の形式によっては、当初の代わりに指名打者(DH)が打席に立つ場合もあります。DH制の試合では1チーム10人です。

攻撃と守備を9回ずつ行う

野球の試合は時間で区切られていません。攻撃と守備の回数が決まっています。野球の試合では、戦う2チームがそれぞれ攻撃と守備を9回ずつ行います

攻撃の時には、9人の選手が順番にバッターボックスに入り打撃をします。守備のときには、それぞれの選手が自分のポジションについて、アウトを取って相手が点数を取らないように守ります。

試合の成立条件

基本的に試合は9回まで行いますが、9回に限らずに試合が成立する場合があります。野球の試合がどのように成立して、どのような場合に試合が開始されても成立しないのか、野球の試合の成立についてのルールをみていきましょう。

延長戦

9回裏が終わった時点で同点だった場合には、引き分けにする場合と、引き分けにせずに延長戦を行うことがあります。

延長戦は日本のプロ野球では12回まで行い、決着がつかなければ引き分けになります。高校野球では、10回からノーアウト1塁2塁から攻撃を始めるタイブレークで延長戦が行われます。

コールドゲーム

コールドゲームとは、9回まで試合が行われなくても試合が成立することです。点差が大きく開きすぎた場合や、試合途中の天候悪化や日没で試合続行が難しい場合に審判が宣言することでコールドゲームでの終了となります。

点差が開きすぎた場合とは、高校野球などでは5回裏までに10点差がついたとき、7回裏までに7点差がついたときにコールドゲームとなる場合があります。

天候悪化などの理由でコールドゲームになる場合には、5回裏までゲームが終了していれば、プロ野球ではその時の点差で勝敗を決めます。

ノーゲーム

ノーゲームとは、天候悪化などでゲームを途中までで打ち切りにしないといけないけれども、コールドゲーム成立の回数まで行っていないときに、無効試合とすることです

ノーゲームが宣告されるまでに点差が開いていても、その試合はなかったことになります。ノーゲームの場合には、プロ野球など観客が入場料を支払っている場合には払い戻しされることがあります。

サスペンデッドゲーム

サスペンデッドルールとは、天候の悪化などで試合が途中で打ち切られた場合に、翌日に試合が終了した時点から再開するというルールです。ゴルフやテニスで採用されています。

野球でも以前は採用されていましたが、現在は野球では廃止されています。

攻撃側は点を取り守備側はアウトを取る

野球の試合は、2チームがそれぞれ攻撃側と守備側に分かれて行います。攻撃側は点を取り、守備側は攻撃側が点を取る前にアウトを取ることを目的としてプレイします

攻撃側が点を取る流れについてみておきましょう。

投手が投げたボールを打者が打って塁に出る

攻撃側のチームは、1人ずつ順番に、ホームベースのすぐ横に設けられたバッターボックスに入って、投手が投げるボールを打ち返します。

打者はボールを打ったら一塁に向かって走り、ボールが一塁にやってくる前に一塁にたどり着きます。ボールよりも先に一塁にたどり着いたら、打者はセーフとなり走者になります。

走者がホームベースに戻ってきたら得点となる

走者は一塁から二塁、二塁から三塁、三塁からホームベースと順番に回ります。一塁から三塁、二塁からホームベースなど、順番を飛ばしたり、一塁からホームベースなど逆走したりすることはできません。

走者が、一塁、二塁、三塁、ホームベースと1周したら得点となり、攻撃側に1点が入ります

ホームランについて

ホームランは野球の醍醐味といってもいいでしょう。ホームランの成立条件についてみておきましょう。ホームランとは、打者が1回ボールを打っただけで塁を回ってホームベースまで戻ってきて点数が入ることです。ホームランは本塁打ともいいます。

ホームランは通常の意味でのホームランとランニングホームランの2つがあります

通常の意味でのホームランとは、ボールがフェアゾーン内の守備が取れない場所、外野の先のスタンドに入った場合のことをいいます。

ランニングホームランとは、ホームランにならなかったボールがフェアゾーン内で塁に戻ってくるまでに、打者が塁を回ってホームベースまでもどってくることです。

野球のグラウンドの広さには決まりがある

野球のグラウンドには広さや長さなどにルールがあります。

まず、投手板からホームベースまでの距離は18.44mと決まっています。塁の間は27.431m、ホームベースから外野フェンスまでの距離は76.199m以上です

ホームベースから外野フェンスまでの距離は上限は決まっていません。球場によって広さが違い、ホームランになる確率などが変わってきます。

ファウルゾーンとフェアゾーンの違いについて

野球のグラウンドにはファウルゾーンとフェアゾーンがあります。ファウルゾーンとフェアゾーンを分けるのは、ホームベースと一塁、三塁を結んで外野スタンドまで伸ばした直線です。

この直線から内側がフェアゾーンで、外側がファウルゾーンです。打者が打ったボールがヒットになるのはフェアゾーン内に落ちたときだけです。

ファウルゾーンに落ちたらファウルとなります。ファウルになった場合は2ストライクまではストライクが加算されますが、2ストライク以降はカウントされません。

ストライクゾーンの決まり方

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この記事のライター
元吉 馨
皆様に喜んでいただける記事の執筆を目指します。どうぞよろしくお願いします。

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