澤村拓一投手は筋トレに力を入れていて、ものすごい筋肉を身に着けています。なぜ澤村拓一投手は筋肉を鍛えているのでしょうか。この記事では、澤村拓一投手の筋トレの内容や筋肉への思い入れ、マッスルミュージカルや澤村劇場と呼ばれる理由についてみていきましょう。
巨人とロッテで抑え投手の要として活躍して、2021年に海外FA権を行使してレッドソックスへ移籍した澤村拓一投手は、大学生の頃から無類の筋トレ好きで、ものすごい筋肉を持っていることでも知られています。
澤村拓一投手はどうして筋トレにハマって、すごい筋肉を身につけるようになったのでしょうか。
その経緯や力を入れている筋トレの内容、筋肉についての考え方、登板すると「澤村劇場」や「マッスルミュージカル」といわれることがよくある理由についてみていきましょう。
澤村拓一投手が筋肉量を増やすための筋トレに励むようになったのは中央大学在学中です。中央大学では、現在ロッテで活躍中の美馬学投手と同学年で、野球部の寮でも同じ部屋でした。
大学生のときに美馬学投手が筋トレを始めたそうです。美馬学投手は投手としては169cmとかなり小柄ですが、筋トレの効果で時速153kmまで球速を伸ばすことに成功しました。
同学年で同室の美馬学投手の筋トレの効果を目の当たりにした澤村拓一投手も触発されて、一緒に筋トレをはじめたそうです。
一緒に筋肉や筋トレ方法について勉強したり、食事を工夫するなどして、友人に食事に誘われても断るくらい筋トレにハマっていきました。大学時代の筋トレの様子をこちらの動画で見ることができます。
澤村拓一投手といえば、巨人在籍中にコーチから筋トレを禁止されています。2013年に当時の川口和久投手総合コーチから筋トレをやらないように命じられました。
コーチが筋トレを禁止した理由は、筋肉をつけすぎると身体をひねりにくくなり、リリースが安定しなくなるためだとのことです。
まだプロ3年目だった澤村拓一投手もコーチの命令には従うしかなく、筋トレを休みました。しかし、筋トレをしなくても、コントロールが良くなることはありませんでした。
澤村拓一投手はあの重厚な筋肉を身につけるためにどのような筋トレを実践しているのでしょうか。澤村拓一投手が特に力を入れている筋トレは、ベンチプレス、スクワット、デッドリフトです。
ベンチプレスはベンチに仰向けに横たわって胸の上のバーベルを上に持ち上げる筋トレです。腕や肩、背中の筋肉を鍛える効果があります。澤村拓一投手のあの分厚い胸板は、ベンチプレスで鍛えられているようです。
スクワットは、立った姿勢から膝を曲げて腰を下ろしてから立ち上がる動作を繰り返す筋トレです。下半身を鍛える効果が大きな筋トレです。
澤村拓一投手は185kgのバーベルを担いでの連続スクワットを披露したことがあります。強靭な足腰を作る源といっていいでしょう。
デッドリフトとは、床に置いたバーベルを膝の上まで持ち上げる筋トレで、下半身と体幹を鍛える効果があります。
澤村拓一投手がどのくらいの重さを持ち上げているのかわかりませんが、かなり重いバーベルを持ち上げていることは間違いないでしょう。
筋トレ愛好家に欠かせないアイテムがプロテインです。澤村拓一投手もプロテインを愛飲しているようです。
プロ野球選手は愛用のプロテインが決まっている選手が多いのですが、澤村拓一投手は特に決まったプロテインを飲んでいるとか、プロテインメーカーがスポンサーでついているという情報はありませんでした。
その時々の気分などで飲みたいプロテインの種類や味を選んでいるのかもしれません。
澤村拓一投手の筋肉に関する名言として「筋肉が動きを獲得してきている」という言葉があります。
このことばは2012年のキャンプ中に生まれました。キャンプ前の自主トレで筋肉を増強させた澤村拓一投手は、キャンプのはじめは投球フォームが安定しませんでした。
しかし、キャンプ中盤から理想のフォームで投げられるようになってきて、その頃に出た言葉です。
日本では投手の下半身のトレーニングは走り込みが推奨されています。しかし、澤村拓一投手は走り込みは無駄なトレーニングだと一刀両断しています。
時間をかけて走るよりも、投球に必要な筋肉を筋トレで効率的に鍛えた方がいいという考え方なのでしょう。ダルビッシュ有投手も同じような考えを持っているので、筋肉系の投手は走り込みには効果を感じていないようです。
澤村拓一投手といえば、登板すると「マッスルミュージカル」とか「澤村筋肉劇場」などといわれることがあります。「マッスルミュージカル」や「筋肉劇場」とはどのような意味なのでしょうか。
この意味は、澤村拓一投手が中継ぎや抑えで登板しても、投球が安定せずにかなり劇的な展開になることが多いことを指しています。
ランナーを塁に置いてなんとか抑えるような場面が多く見ている方がハラハラドキドキするような展開になることを、澤村拓一投手の筋肉とかけて「マッスルミュージカル」とか「澤村筋肉劇場」と呼ぶようになりました。
「マッスルミュージカル」とか「澤村筋肉劇場」と言われるようになったのは2013年頃でしたが、この時期に実際に劇場でマッスルミュージカルという舞台が行われていました。そのこともあり、このようなことばが生まれたようです。
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