日本のプロ野球での背番号13といえば、中日ドラゴンズで死神と呼ばれたレジェント岩瀬仁紀さんです。その他にも背番号13をつけていた名選手は誰がいるのでしょうか。この記事では、プロ野球の歴代背番号13の名選手と現在の選手を紹介します。
日本のプロ野球で背番号13といえば、かつて中日で「死神の鎌」と呼ばれる強烈なスライダーでバッターをなぎ倒していった岩瀬仁紀投手が有名です。その他には、どのような選手が背番号13を付けていたのでしょうか。
この記事では、プロ野球で背番号13はどのような番号で、今までに背番号13を背負った名選手とは誰なのかみていきましょう。
日本のプロ野球では、背番号13は投手がつけることが多いようです。しかし、特に投手がつける背番号と決まっているわけでもなく、野手がつけることもあります。
背番号13に投手が多いのは、プロ野球が始まった当初から、背番号13に名投手が多かったためのようです。
特にレジェント岩瀬仁紀投手のいた中日では、野手が背番号13のこともありましたが、伝統的に投手が背番号13を受け継いできた歴史があります。
背番号13は不吉だといわれることもあります。プロ野球が日本で1936年に始まった当初は、不吉な数字として、ほとんどの球団で欠番となっていました。
背番号13が不吉だといわれた理由は、キリスト教で不吉な数字とされているためです。野球はキリスト教徒の多いアメリカ発祥のスポーツなので、不吉な数字として背番号13が最初は忌避されていたといわれています。
今までプロ野球で背番号13を背負ってきた名選手にはどのような選手がいるのでしょうか。背番号13の名選手を紹介します。
背番号13といえば、死神と呼ばれた男、中日のレジェンド岩瀬仁紀投手です。日本のプロ野球で最多登板である1002登板と最多セーブ記録407セーブを記録しました。
9回に登場して、淡々と打者を3人で仕留めるさまは、まさに「死神」のようなレジェンドといえるでしょう。
西武ライオンズで先発投手として1995年から2015年まで活躍した背番号13が西口文也選手です。変幻自在のスライダーで打者を幻惑して、2桁勝利を10回も達成しています。
阪神タイガースで1990年から2002年まで活躍した背番号13が葛西稔投手です。2000年には遠山奬志との「遠山・葛西スペシャル」の変速継投で43試合に登板しました。
「遠山・葛西スペシャル」とは、ともに野手の経験のある2人の投手が1塁に交代で入ることで、ベンチに下がることなく何度も再登板するという継投方法です。
広島カープや台湾の時報イーグルス、オリックスで活躍した菊地原毅投手は、2000年から2004年まで広島で背番号13をつけていました。最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得したこともあります。
メジャーリーグでは、5回もホームラン王を獲得したアレックス・ロドリゲス選手も背番号13をつけていました。
メジャーリーグでは、背番号13をつけるポジションは特に決まっていません。日本とは違い投手よりも野手がつけることが多いようです。
2022年現在、各球団で背番号13を背負っている選手です。
球団名 | 選手名 | ポジション |
ヤクルト | ホセ・オスナ | 内野手 |
阪神 | 岩崎優 | 投手 |
巨人 | 梶谷隆幸 | 外野手 |
広島 | 森浦大輔 | 投手 |
中日 | 橋本侑樹 | 投手 |
DeNA | 伊勢大夢 | 投手 |
オリックス | 宮城大弥 | 投手 |
ロッテ | 平沢大河 | 内野手 |
楽天 | 森原康平 | 投手 |
ソフトバンク | 中谷将大 | 外野手 |
日本ハム | 生田目翼 | 投手 |
西武 | 髙橋光成 | 投手 |
日本のプロ野球では、2022年現在、12球団中8球団で投手が背番号13を背負っています。その他は、内野手が2球団、外野手が2球団です。なお、背番号13が永久欠番になっている球団はありません。
キリスト教徒が多いアメリカでは背番号13は不吉だと忌避されているのかと思いきや、普通に使われている背番号の一つです。日本でも現在は全く気にすることなく使われています。
日本ではレジェンド岩瀬仁紀投手の引退後は「岩瀬仁紀の背番号」として認識されつつあるようです。これからレジェンド岩瀬以上の背番号13のピッチャーが誕生することを期待しましょう。