野球のフォースアウトとは？意味やタッチアウトとの違いを解説！

野球のアウトには、タッチアウトやフォースアウトなどいくつかの種類があります。では、フォースアウトというアウトとはどのような意味があるのでしょうか。この記事では、野球用語のフォースアウトについて解説していきます。

野球用語のフォースアウトの意味についてみていきましょう。

野球用語のフォースアウトとは、バッターがボールを打ち走り出す際、塁にいたランナーが次の塁に着く前に野手がボールをランナーにタッチすることです。

たとえば、1塁にランナーがいる状態で、バッターがボールを打って1塁へ走り出したとします。そうすると、1塁のランナーは2塁へ走り出さなければなりません。この時点で1塁にいたランナーは占有権を失うことになりますが、この状態をフォースといいます。

フォースの状態になると、ボールをランナーにタッチすることで守備側はアウトを取ることができ、タッチされたランナーはフォースアウトになります。

フォースの状態でアウトにできる方法は、ほかにもあります。それは、野手がボールをもったまま塁に体をふれさせてアウトにすることです。つまり、この2つの方法によってアウトになることをフォースアウトといいます。

フォースアウトとタッチアウトの違いはどのようなことなのでしょうか。ここでは、フォースアウトとタッチアウトの違いについてみていきましょう。

フォースアウトとは、次のような場合のことをいいます。
 

• バッターがボールを打ち走り出す際に、塁にいたランナーが次の塁に着く前に野手がボールをランナーにタッチすること
• 野手がボールをもったまま塁に体をふれさせてアウトにすること

フォースアウトは、野手がボールをもったまま塁に体をふれさせてアウトにすることが特徴です。では、タッチアウトはどのようになっているのでしょうか。タッチアウトとは、ボールをランナーにタッチすることです。

これはフォースアウトと同じ方法ですが、フォースの状態であればフォースアウトになり、それ以外の状態の場合にタッチアウトになります。どちらもアウトにする方法は同じですが、ランナーの状態に違いがあります。

野球用語には他にアピールアウトがあります。では、フォースアウトとアピールアウトとの違いはどのようなことなのでしょうか。

フォースアウトはバッターがボールを打ち走り出す際に、塁にいたランナーが次の塁に着く前に野手がボールをランナーにタッチすることと、野手がボールをもったまま塁に体をふれさせてアウトにすることです。

それに対して、アピールアウトとはランナーがリタッチする前に野手がボールをランナーにタッチした場合や、ボールをもったまま塁に体をふれさせてアウトにした場合をいいます。

たとえば、ランナーが2塁にいる状態でバッターがレフトフライを打てばランナーは走り出しまが、野手にボールを捕球されてしまった場合、ランナーは2塁へリタッチしなければなりません。

ランナーが無事2塁へリタッチできればアウトになりませんが、リタッチできなければアウトになります。しかし、この場合ランナーは2塁の占有権を失っておらず、3塁でアウトにもなっていません。

このような場合がアピールアウトです。ランナーは2塁へ戻らなければなりませんが、ランナーがリタッチする前に野手がボールをランナーにタッチした場合や、ボールをもったまま塁に体をふれさせるとアピールアウトになります。

このようにフォースアウトとアピールアウトではランナーの状態に違いがあります。