筒香嘉智選手は横浜高校から横浜DeNAベースターズに入団し、現在はメジャーリーグで活躍しています。2010年にプロ野球選手になってから年俸は右肩上がりですが、現在までどのように推移しているのでしょうか。筒香嘉智選手の年俸推移や生涯収入について紹介します。
プロ野球選手のなかには、引退後に指導者となって日本の野球界に貢献する人がたくさんいます。しかし、現役時代に日本の少年野球や地域に貢献したプロ野球選手はあまりいません。
筒香嘉智選手は、将来の日本野球界のために実際的な仕方で今貢献している数少ないプロ野球選手です。
筒香嘉智選手は、地元の和歌山県橋本市に2億円の自費を投じて天然芝の球場を建設しています。室内練習場、小体育館などを併設し、スポーツアカデミーを創設して野球の普及を進めていくそうです。
自分の成績や名声よりも将来の世代のために投資している、プロ野球選手の鑑ともいえる筒香嘉智選手の年俸の推移や生涯年俸について紹介します。
筒香嘉智選手、数多くのプロ野球選手を輩出した神奈川県の野球名門校である横浜高校のセレクションを受けて合格し入校します。
高校1年生の春から4番を任せられるほど打撃力がずば抜けていて、高校通算69本塁打という成績を残し、2009年のドラフトで横浜DeNAベースターズから1位指名を受けて入団しました。
1年目の2010年にはイースタンリーグで26本塁打、88打点の成績で打撃2冠に輝きます。2014年にはレギュラーに定着し、横浜マシンガン打線を牽引してきました。筒香嘉智選手のプロフィールを紹介します。
本名 | 筒香嘉智 |
愛称 | ゴウ、ヨシ |
生年月日 | 1991年11月26日 |
現在年齢 | 31歳 |
出身地 | 和歌山県橋本市 |
血液型 | A型 |
身長 | 185cm |
体重 | 102kg |
所属球団 | 横浜DeNAベースターズ(2010年~2019年) タンパベイ・レイズ(2020年~2021年) ロサンゼルス・ドジャース(2021年) ピッツバーグ・パイレーツ(2021年~) |
主な成績 | 通算1150試合、3983打数1087安打、打率.273、本塁打223、打点688 本塁打王(1回) 打点王(1回) ベストナイン(3回) 月間MVP(3回) 月間サヨナラ賞(1回) オールスターゲームMVP(1回) オールスターゲーム敢闘選手賞(4回) オールスターゲームBe a driver賞(1回) ホームランダービー賞(2回) |
「プロ野球選手の価値を評価するものは年俸である」と、日本プロ野球界のレジェンドである落合博満さんは現役時代に述べています。
2010年にプロ野球選手としてのキャリアを始めた筒香嘉智選手のここまでの年俸推移をチェックすれば、筒香嘉智選手の価値が分かるはずです。これから横浜DeNAベースターズ時代と現在のメジャーリグでの年俸推移を順番に紹介します。
まず2010年~2019年まで在籍した横浜DeNAベースターズでの筒香嘉智選手の年俸推移を紹介します。
年度 | 年俸 |
2010年 | 800万円 |
2011年 | 900万円 |
2012年 | 1300万円 |
2013年 | 1950万円 |
2014年 | 1600万円 |
2015年 | 4600万円 |
2016年 | 1億円 |
2017年 | 3億円 |
2018年 | 3億5000万円 |
2019年 | 4億円 |
続いて2020年から挑戦しているメジャーリーグでの年俸推移をみていきましょう。メジャーリーグはドルで年俸が表示されるので、ここでは1ドル130円で計算します。
年度 | 所属球団 | 年俸 |
2020年 | タンパベイ・レイズ | 500万ドル(約6億5000万円) |
2021年 | タンパベイ・レイズ ロサンゼルス・ドジャース ピッツバーグ・パイレーツ |
700万ドル(9億1000万円) |
2022年 | ピッツバーグ・パイレーツ | 500万ドル(約6億5000万円) |
日本人のプロ野球選手がメジャーリーグに挑戦する理由は、野球発祥の地であり世界一の実力を誇る舞台で自分の実力を試したいというのが多いでしょう。
しかし、活躍すれば日本での年俸の何倍もの契約を結べる「アメリカンドリーム」の魅力も理由の1つです。
素晴らしい成績を日本で残してメジャーリーグの球団スカウトの目に留まれば、高額の年俸契約を結べます。
「ハマの大砲」として成長し、日本のプロ野球界で輝かしい成績を残した筒香嘉智選手が、2020年にタンパベイ・レイズとどれほどの年俸契約を結んだのかをみていきましょう。
筒香嘉智選手は2019年にポスティング制度を利用してメジャーリーグに挑戦しました。
設定されたNPBへの譲渡金を支払う用意があり、筒香嘉智選手を戦力として必要とするメジャーリーグの球団が交渉の場に座りますが、最終的にフロリダ州に本拠地を置くタンパベイ・レイズが筒香嘉智選手を獲得します。
筒香嘉智選手に提示された契約金は2年総額1200万ドルでした。2019年当時の為替レートで計算すると2年総額13億円なので、年俸は6億5000万円です。
ただ、現在の為替レート(1ドル130円)で計算すると2年総額15億6000万円なので、年俸は7億8000万円となります。
筒香嘉智選手は現在メジャーリーグ3年目を迎えますが、ここまでメジャーで稼いだ総年収は22億1000万円(当時の為替レート)になります。
10年間過ごした横浜DeNAベースターズで稼いだ総年収は12億6150万円です。それで現在までの生涯年収は34億7150万円になります。
日本の横浜DeNAベースターズに在籍していた時の筒香嘉智選手の最高年俸は4億円、メジャーリーグでの最高年俸は6億5000万円ですが、筒香嘉智選手の年俸が筒香嘉智選手の成績に見合ったものなのでしょうか。
次は、NPB在籍時の10年間とMLB時代の3年間に筒香嘉智選手が残した成績を紹介します。
まず10年間在籍した横浜DeNAベースターズ時代の成績を紹介します。
在籍年数 | 成績 |
10年間 | 通算968試合、3426打数977安打、打率.285、本塁打205、打点613 |
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