メジャーリーグには「年金制度」があります。選手を引退した後収入はなくなりますが、日本のプロ野球では年金制度はありません。しかし、メジャーリーグでは年金制度が設けられています。この記事では、メジャーリーグの年金制度について解説していきます。
選手を引退した後収入はなくなりますが、メジャーリーグには年金制度が設けられています。では、メジャーリーグの年金制度はどれくらい受給できるのでしょうか。ここでは、メジャーリーグの年金制度をみていきましょう。
通常の年金制度は働いている間保険料を支払って、一定の年齢になってから受給できる仕組みになっています。それに対してメジャーリーグの年金制度は、保険料を支払うことなく受給できる手厚い制度です。
選手が受給できる年金は、テレビなどの放映権料を積み立てることによって支払われています。では、メジャーリーグの年金制度が具体的にどのような制度なのかみていきましょう。
メジャーリーグの年金制度は、終身年金制度です。1年間に受給できる年金額は、満額で約2400万円となります。
この2400万円は62歳から受給でき、死亡するまで支払われる終身年金です。この終身年金は12分割で支払われるため、月に受給できる年金額は約200万円にもなります。
また、選手の生死に関係なく受給開始から、10年間年金が受給できる10年確定年金も設けられており、家族分の年金もあります。このように、メジャーリーグの年金制度は手厚い制度であるといえるでしょう。
通常、メジャーリーグの年金制度は62歳からの受給にはなりますが、早く受給したいという選手のために60歳、55歳、50歳、45歳からも受給可能です。ただし、早く受給すると年金額は減ってしまいます。
メジャーリーグには、終身年金制度以外にも終身医療保険も用意されています。終身医療保険は、メジャーリーグに在籍したことがある選手なら誰でも制度の利用が可能です。
メジャーリーグの年金は、62歳から受給できる終身年金です。では、メジャーリーグの年金制度を受給するための条件はどのようになっているのでしょうか。ここでは、メジャーリーグの年金制度の仕組みについて解説していきます。
メジャーリーグの年金制度を受給する1つ目の条件は、一軍登録していることです。メジャーリーグ以外のマイナーリーグの選手には、受給資格はありません。あくまでも、一軍登録している選手のみ受給できる制度になっています。
メジャーリーグの年金制度を受給する2つ目の条件は、メジャーリーグに5年以上在籍していることです。
メジャーリーグの年金制度を受給するには、最低5年間一軍登録の選手として在籍している必要があり、在籍期間によって受給できる年金額に違いがあります。
メジャーリーグで1軍登録した日本人選手の受給額は、どのようになっているのでしょうか。メジャーリーグで1軍登録し10年以上在籍した選手は、イチロー、野茂英雄、松井秀喜、大家友和の4人、5年以上在籍した選手は、次の通りです。
メジャーリーグの年金制度は終身年金制度になっており、満額であれば約2400万円もあります。
条件はありますが、メジャーリーグの年金制度は手厚く、引退後の選手を大きくサポートする仕組みになっていることがよく分かります。