オコエ瑠偉選手は、2022年現在どのような状態なのでしょうか。戦力外で引退するという噂もありますが、本当に引退してしまうのでしょうか。この記事では、オコエ瑠偉選手の現在の様子や楽天に入団してからの成績推移について詳しくみていきましょう。
オコエ瑠偉選手は2015年夏の甲子園で驚異的な身体能力を駆使した守備能力と、3割超えの類まれなるバッティングセンスをみせて世間を大いに湧かせました。
オコエ瑠偉選手は2015年のドラフト会議で東北楽天イーグルスから本命を外しての指名でしたが1位指名されて楽天へ入団します。
楽天は球団創設以来、外野手を1位指名したことがなかったので、本命を外したうえでとはいえ、外野手のオコエ瑠偉選手への1位指名には楽天の大きな期待が感じられました。
しかし、楽天へ入団から7年がたち、現在、オコエ瑠偉選手は戦力外からの引退機器にあると噂されています。
この記事では、オコエ瑠偉選手の現在の様子や本当に戦力外となって引退してしまうのか、詳しくみていきましょう。まずはオコエ瑠偉選手のプロフィールです。
生年月日 | 1997年7月21日 |
出身地 | 東京都東村山市 |
身長・体重 | 185cm・90kg |
投打 | 右投右打 |
ポジション | 外野手 |
経歴 | 6歳の時に野球を始める 小学生の時には軟式の東村山ドリームに所属 中学生の時には東村山シニアに所属 関東第一高校では2年生からベンチ入りして甲子園で活躍 2015年秋のドラフト会議で楽天から外れ1位指名 2016年東北楽天イーグルスへ入団 |
オコエ瑠偉選手はアフリカ系ですが、ナイジェリア人と日本人の母の間に生まれました。オコエ瑠偉選手には妹が1人います。
オコエ瑠偉選手の妹は、東京オリンピック2020で女子バスケットボール日本代表として銀メダルを獲得したオコエ桃仁花選手です。
オコエ桃仁花選手は、小学3年生の時にミニバスチームに入りバスケットボールをはじめました。U17から日本代表に選抜されて世界選手権にも出場しています。
2022年9月まで富士通レッドウェーブに所属していましたが、現在はギリシャリーグのエレフテリア・モシャトウに所属しています。
なかなか楽天でプロ野球選手としての壁にぶち当たっているオコエ瑠偉選手ですが、バスケ日本代表として活躍している妹の存在には大きな刺激を受けているようです。
オコエ瑠偉選手に楽天を戦力外になるのではないか、引退せざるを得なくなるのではないかという噂が絶えないのは、プロ野球選手になってからの成績がいまいちだからです。オコエ瑠偉選手の楽天入団後の成績と年俸の推移をみてみましょう。
年 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打率 | 年俸 |
2016年 | 119 | 22 | 1 | 0.185 | 1,200万円 |
2017年 | 130 | 39 | 3 | 0.300 | 1,200万円 |
2018年 | 111 | 22 | 2 | 0.198 | 1,400万円 |
2019年 | 110 | 20 | 3 | 0.182 | 1,200万円 |
2020年 一軍出場なし |
- | - | - | - | 1,200万円 |
2021年 | 94 | 21 | 0 | 0.223 | 1,000万円 |
2022年 | 25 | 5 | 0 | 0.200 | 1,000万円 |
プロ1年目の2016年はドラフト1位の新人選手ということで期待も大きく、球団史上初の高卒新人で開幕一軍を勝ち取ります。
開幕当初は盗塁を決めたり、スタメン起用されたりしました。しかし、なかなかヒットを打てずに、二軍と一軍を行き来する生活を送り、結果として119打数22安打という成績となっています。
この年のシーズンオフには台湾でのアジア・ウィンター・リーグに参加するものの、親知らずの悪化を理由に途中で離脱しました。
プロ2年目の2017年は春季キャンプで一軍での参加が決まっていましたが、キャンプイン前日に胃腸炎を発症、さらに2日目に右手薬指の違和感によって早々に離脱しています。右手薬指は手術が必要で全治3ヶ月でした。
6月には2軍で復活し、8月には一軍で試合に出場しています。一軍に合流後は6試合連続安打を打つなど安定した成績を収めました。
オフにはメキシコのウィンターリーグに参戦しましたが、出場機会を得られなかったことから途中で離脱して帰国しています。
2018年は開幕一軍を逃しましたが、4月中旬に一軍に合流できました。しかし、5月に故障で離脱し、オコエ瑠偉の代わりに入った選手がレギュラーに定着してしまったことで、出場機会を逃します。
9月に入り、ポストシーズンの可能性がなくなったチーム事情から、一軍で多く起用されるようになりましたが、2割に届かない打率とあまり成績もふるいませんでした。この年のオフにはプロ入り後はじめての減俸提示を受けています。
2019年は開幕一軍を勝ち取り、5月までライトのレギュラーでした。しかし、打撃の低迷とライバルの台頭により、6月には二軍落ちとなっています。9月に一軍へ昇格すると、クライマックスシリーズで本塁打を打つ活躍をみせました。
2020年は一軍での出場がありませんでした。二軍でも27試合しか出場していませんでした。
シーズンオフには1,000万円の年俸で契約更新しましたが、石井一久ゼネラルマネージャーからは、「自力で一軍に上がってこないとそろそろ苦しくなる」という苦言も呈されています。
2021年は春季キャンプへ参加せずに、キャンプ終了後に左手関節の手術を受けました。6月に二軍で復帰すると、8月には一軍の試合に出場しています。
しかし、10月の試合で守備のミスで相手チームの走者を全員生還させてしまったことで、チームが逆転負けをしたことで、出場選手登録を抹消されてしまいました。
2022年は開幕から二軍でのスタートになりました。二軍では3割以上の打率で好調さをアピールして、8月に一軍昇格しましたが、わずか半月あまりで二軍落ちしています。
シーズンオフの野球選手の契約更新の時期になると、毎年のようにオコエ瑠偉選手が戦力外通告されるのではないか、引退するのではないかと噂になります。オコエ瑠偉選手の現在と引退説の真相についてみていきましょう。
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